どうして「ネット」は「現実」に勝てないのか

 どうして「ネット」は「現実」には勝てないのでしょうか。どうして、インターネットで記事を書いても、エホバの証人の多数派の心には届かないのでしょうか。

 その答えは実は簡単です。それは、人は次のような欲求が満たされているとき満足するからです。

  • 共に集まって話しをする
  • 共に集まって学ぶ
  • 共に集まって働く
  • 共に集まって食事をする

 内容が、真実かどうかということは、多数派の人にとっては、それほど、心に訴えかけることはないと思います。上のよっつが満足されているかどうかが、ポイントです。上記が満たされているとき、人は親密になり、関係が深まります。

 学校や職場、サークル、部活動、なんかを思い浮かべてみるとよいと思います。価値観がばらばらでも、共に集まって話し、学び、働き、食事をすれば、自然と親しみを感じるようになります。

 ものみの塔協会は、お金を集める手段に関しては、みなさんが思っている以上に賢いと思われます。上のようなよっつを満たす場所を、半強制的な圧力を使ってでも、ものみの塔協会は作りだそうとします。

 その結果、その圧力が嫌だと心の中で感じながらも、上記のよっつの欲求が満足させられているので、その場所から離れようとはしません。

 真実や公正という価値観に関心がある人は、会衆の本当にごく一部の人たちだけです。100人いたら2,3人という程度だと思います。

 ほとんどの兄弟・姉妹は、共に集まって何かをするということに、楽しみを見出しています。もし、エホバの証人の外部や周辺に、このような満足を満たす場所を作れたとすれば、ものみの塔協会にとって、脅威となることでしょう。

 そのような場所を建設的に作る方を僕は応援したいと思います。