ものみの塔協会とウォール街との癒着

ものみの塔本部のあるニューヨーク・ブルックリンとと、ウォール街は、とっても近くにある。ものみの塔協会は、宗教団体だが、実際には、世界中から金を集めるという集金組織として機能している。

金融街であるウォール街は、ものみの塔協会と取引をすることによって(その取引は宗教組織の運営上必要な経費とみなされる)、利益を上げてきた。

Appleや宗教コンサルタント、不動産仲介業者、顧問弁護士、ヘッジファンドなどとものみの塔協会の関係は、ウォール街を介してなされている可能性が高い。

また、ものみの塔協会は、銀行の株主でもある。銀行の株主であるということは、ウォール街の成員の一人だということだ。

巨大宗教と巨大企業とウォール街の金融業が癒着し、世界中から富を集めている。それが、現在のアメリカの姿だ。アメリカというよりも、アメリカの上位0.1%の富裕層のもとへ金は移動していく。

ウォール街の特権は、一度はく奪されたが、世界のためだし、大多数のアメリカ国民のためでもある。ものみの塔協会との癒着もとれる。

イギリスにおいても、EU離脱の結果になったけれど、ロンドンのシティで、金を集めている人たちばかりが得をして、その利益が、まったくイギリスに落ちてこなかったのだろう。

アメリカもまったく同じで、ウォール街の住人がいくら金持ちになっても、その利益が、国民に落ちてこない。アメリカ国民には、そのことに対する不満が、とてもたくさんある。

もうすぐアメリカ大統領選だ。アメリカ人が、熱狂的に白人の文化維持と鎖国を望むか、それとも、現状維持の移民文化、ウォール街の特権とグローバル資本主義を選ぶか。