アメリカ人は、ウォール街の住人の特権にとても怒っている

 アメリカ大統領選挙では、トランプさんが人気だ。アメリカの人は、何に怒っているのかといえば、それは、ウォール街の住人の特権にとても怒っている。政治と金、腐敗、貧富の格差、特権など。ウォール街金融街であって、現代的な社会、つまり、グローバルな金融資本主義の社会において、金融、保険、証券は、とても儲かる商売だ。

 現状のアメリカ政府の政策は、グローバルな金融資本主義を進める政策で、それを行うと、金融、保険、証券に、金が集まってくる。そして、国内の貧富の差は、広がり続ける。金持ちは、自分の有利なように法律を定めることができるから、集まった金に対して、合法的に節税できる仕組みを考える。そして、ますます、貧富の差は広がる。

 宗教法人をうまく利用すること、寄付によって税を逃れること、タックスヘイブンによって税を逃れること、いろいろな方法がある。

 われらがものみの塔協会の本部は、ブルックリンにあり、ウォール街とは、目と鼻の先だ。ものみの塔協会は、銀行の株式を大量に保有しており、金融会社の所有者でもある。ウォール街と関係は深く、その住人でもある。

 今アメリカ人は、グローバルな金融資本主義がもたらしている悪い結果に怒っている。ヒラリークリントンさんは、この政策の支持者だ。そして、トランプさんと、バーニーサンダースさんは、異なる路線なのである。

 トランプさんは、まぁ言ってみれば、鎖国主義者であり、バーニーサンダースさんは、社会主義者である。

 僕の信条としては、ものみの塔協会と癒着しているウォール街の特権を、そぎ落としてもらいたいので、トランプさんだな。ウォール街の力が弱まれば、ものみの塔協会の力も弱まるから。

 協会の力は、神の力ではなく、金の力である。神に頼っていないので、金の力がなくなれば、何もできなくなるだろう。だから、金が足りない状況になれば、協会の本当の姿が、明らかになってくる。