あなた方の争いはどこから、また戦いはどこから起こるのですか

 世界の各地では戦争や紛争が後を絶ちません。日本はとても平和です。海に囲まれて、経済的に豊かだからでしょうか。けれども世界的な傾向とは日本の傾向は違い、世界中ではたくさんの争いが生じています。

 もし皆さんは戦争に参加しなければならない状態になったとすれば参加しますか。それとも辞退しますか。少し考えてみることは意義があることです。自分はどのような選択をするだろうか。どんな基準に基づいて行動をするだろうかと考えてみるのは、自分で考えて物事を選択しているということの証拠です。

 聖書には争いの原因のひとつが書かれています。こんな言葉です。

それは次のものから起こるのではありませんか。つまり、あなた方の肢体の中で闘う、肉欲の快楽に対するあなた方の渇望からです。
(新世界訳聖書 ヤコブ4章1節)

 つまり争いは物質的な渇望が大きな原因になっているということです。物質的なものを第一に求めるのであれば、自分たちが満たされなくなったときに、争ってでも得ようとするということです。

 では何を一番に求めればよいのでしょうか。人間から得られる物質的ものではなくて、神から得ることのできる霊的なものを切望するということです。神から得られるものは、物質的なものに勝ります。

しかし、[神]が与えてくださる過分のご親切はそれに勝るのです。
(新世界訳聖書 ヤコブ4章6節)

 それで神の民は神からのもので喜ぶことができるようイエスを通してエホバに強く祈り求めます。神からのもので十分満足ができるように強く祈り求めます。聖書には物質への愛は争いの原因であるということが明確に書かれています。

 エホバの証人は聖書のこの見方を尊重して、物質的なものを目指すことで、平和という神との貴重な関係を失いたくはないと考えています。イエスを通して与えられるエホバからの過分のご親切にとても感謝しています。