三人のうちだれが隣人になったと思いますか

 「隣人とはだれのことですか」という質問をイエスが受けたときに、イエスは次のようなたとえ話をしました。

 ある人がエルサレルからエリコに帰る途中強盗に教われ半殺しにされました。エルサレルから帰る途中と書かれているので、エルサレルにある神殿にいってきた帰りなのかも知れません。おそらくエホバの崇拝者でしょう。そこに3人の人がとおりかかります。

 一人は祭祀でしたが、この人を見ると反対側を通って避けていきました。祭祀ということはエホバの崇拝者です。二人目はレビ人ですが、このレビ人も反対を通って避けていきました。レビ人は、神殿でお仕事をする役目を果たしますから、この人もエホバの崇拝者です。

 三人目はサマリア人でしたが、その人を助け、宿にまでつれてゆき、宿代まで払ってあげました。サマリア人というのは当時のユダヤ人から差別されていた民族でしたが、傷ついた人に優しさを示し、エホバに喜ばれる行動をとりました。

 さて強盗に襲われた人にとって隣人とはだれのことでしょうか。わかると思いますが3人目のサマリア人です。神に本当に信仰を働かせていたのは、神に対する知識をたくさん持っていた祭祀でもレビ人でもなくて、傷ついた人を助けたサマリア人でした。

 それでこのたとえからわかるのは「自分たちは義にかなっている」「自分たちは正しい」と自負する人を神は喜ばれず、実際に行動によって憐れみや愛を示す人を神は喜ばれるということです。

 イエスは話の終わりでこのように質問を投げかけた人にこのようにいわれました。

「行って、あなたも同じようにしてゆきなさい。」
(新世界訳聖書 ルカ10章37節)

 自分が義にかなっていることを示そうとするのではなく、実際に人に憐れみを示し続けてゆきなさいという意味です。わたしたちエホバの証人も伝道活動を一生懸命行っていますが、このような気持ちを忘れないようにしたいです。