ルカによる書

ルカ14章35節「聴く耳のある人は聴きなさい」

立派な人の言葉には、耳を傾けますが、立派でない人の言葉には、耳を傾けません。英雄の言葉には耳を傾けますが、みすぼらしい人の言葉には耳を傾けません。権威ある人の言葉には、耳を傾けますが、蔑まれた人の言葉には耳を傾けません。 それゆえに、大切な…

ルカ21章9節「終わりはすぐにはこないのです」

ある人たちの伝道方法は、終わりがすぐにでもくるかのように話して、人々の心を急がせます。これくらいの期限で終わりは必ずくるというような、誤った情報を流し続ける人たちもいます。 けれども、実は、イエス・キリストは、これとは正反対のことを言ってい…

記憶に残すということ

聖書を読むときにある観点から内容をとらえてみるという読み方をすると、聖書を読む幅が広がると思います。イエス・キリストが、話したり行動したりするときは、おおよそそれは、聖書に描かれた行為と関連があることが非常に多いです。 イエス・キリストを際…

偽善に気をつけなさい

偽善というのは、思った以上に見分けにくいものです。偽善というのは、実は悪い目的が存在するのに、実際にそれをよいものと見せることを言います。偽善の特徴として、表面的には、善を語っているようにみえるのですが、その目的といえば、違うところにある…

イエスの到来は盗人のようにくる / 聖書は本当は何を教えていますか

聖書には、イエスの到来の日のことについての記述がたくさんあります。聖書が一貫して述べていることは、その日がいつであるかは、わからないということです。近づきつつはあります。けれども、あせったりしても意味がありません。その日は、いつかわからな…

彼女は多く愛したからです

僕が望むことは、やっぱりひとりひとりが聖書を読めるようになることです。聖書を読むということにおいて、最終的には、自立して読むことができるようになってほしいと思います。でも、聖書は難しい。でも毎日少しづつ読めば、少しづつ、良いものになってい…

叩き続けなさいの話は面白い

イエスの言葉に、求め続けなさい、探し続けなさい、叩き続けなさいというのがあるんだけれど、そこででてくるたとえ話が面白い。イエスは、ほんとに面白いことを語る。 この例え話は、ある人が、真夜中に、友人にパンを貸して欲しいと頼みにいくことから始ま…

新しい契約

聖書では、モーセの律法は古い契約、イエス・キリストによる契約は新しい契約と呼ばれています。古い契約と新しい契約は何が異なるでしょうか。 大きな違いは、救いの対象ですね。モーセの律法は、イスラエル人が対象でしたが、新しい契約によって、救いの道…

小さな群れよ

全てのクリスチャンを神の王国に入ることができますかという質問に対してはそうだと答えることができます。またすべてのクリスチャンは神の王国を受けることができますかという質問に対してもそうだと答えることができます。 イエス・キリストが天で王権を確…

内側をまず清めそれによって外側も清くなるようにしなさい

イエスが宣教期間中に厳しくパリサイ人を批判しました。パリサイ人の特徴はどんなものだったでしょうか。それは外側を立派に着飾ったり、みんなに見えるように施しや祈りを行ったりして、注目や感謝を集めて自分たちが賞賛を得ようとしました。 パリサイ人は…

パンとぶどう酒 第2回「無酵母パンの意味」

イエスは、弟子たちとの最後の食事のときに、パンをさいて弟子たちに与えこういいました。 「これは,あなた方のために与えられるわたしの体を表わしています。 (新世界訳聖書 ルカによる書22章19節) イエスが与えたパンは、酵母(イースト菌)が含まれていな…

死んでしまっても神にとっては生きている

僕たち日本人は、宗教というと死者と結びつけて考えてしまうことが多いのではないでしょうか。葬式は、多くの場合仏式で行われます。多くの場合は、死んだ人の霊魂がどこかに存在していて、それに感謝をささげるような方式が多いのではないかと思います。 け…

「わたしたちは何の役にも立たない奴隷です」といいなさい

イエスは弟子たちから主と呼ばれていました。また師とか、先生とも呼ばれていました。そして、弟子たちがそのように呼ぶことは正しいことだとも言われました。まさにイエスはそのような人だったからです。 けれどもイエスは自分が地上に来たのは、自分が仕え…

耳のある人は聴きなさい

今世界中でよいたよりを伝えるための活動がなされている。 病気の人はいやされ、目の見えない人の目が開かれ、耳の聞こえない人の耳が開かれる。嘆きや苦痛は取り除かれ、もはや死はない。食物は豊かに育ち、飢えて苦しむこともない。神の王国による祝福がこ…

イエスは悪行者を許してもらえるよう神に祈る

もし悪いことをしていないのに、自分が悪く言われたとしたら、腹が立ったり怒りに満ちたりするかもしれません。 だれかの態度に対して、大きな不満を抱いている場合は、なんて愛のない人なんだろうと感じることがあるかもしれません。 イエス・キリストとい…

自分の義を自負したパリサイ人と悔い改めた収税人のたとえ話

神の義を第一に求めなさいとイエスはいわれました。僕たちエホバの証人もエホバの義の基準の中で、生活できるように努力を払っています。 でもときどきこんなことを強く考えることはありませんか。 「自分は正しいことを行っている」「他の兄弟姉妹と違って…

マルタはイエスを食事に招待する

イエスは宣教期間中に、いろいろな場所で食事の機会を持ちます。イエスには、ラザロ、マルタ、マリアという愛情を注いでいた友がいます。 ラザロ、マルタ、マリアというのは、実際の兄弟です。ラザロは男性、マルタとマリアは女性です。 イエスの宣教の3年目…

種まき人のたとえ話

イエスのたとえ話は大好きですが、特にお気に入りは、種まき人のたとえ話です。研究生の方であれば、聖書を学んで、それが真理だと確信したとしても、エホバの証人として生きてゆこうと決意するまでは、とても悩むと思います。 僕にとってもバプテスマを受け…

イエスの血による新しい契約

世間一般では聖書というのは、新約聖書と旧約聖書という区別がなされています。旧約聖書はユダヤ人の聖書で、新約聖書はキリスト教の聖書だといわれたりもします。 僕たちエホバの証人は、聖書を新約と旧約に分けて考えたりはしません。書かれた言葉によって…

ひとたび立ち直ったならあなたの兄弟たちを強めなさい

シモン・ペテロという人は、イエスの愛すべき弟子のひとりでした。ガラリヤの海で漁をしていたときに、イエスの追随者になるように招かれました。イエスの生存中イエスに堅く従いました。 ペテロににもサタンによる試みのときがやってきます。イエスが捕らえ…

絶えず神の王国を求めてゆきなさい

イエスが地上にきて宣べ伝えたのは神の王国の良いたよりでした。イエスが音信として一番伝えたかったのは、神の王国についてだったのです。 神の王国の王は、イエス・キリストです。エホバ神から権威を与えられて、王として神の王国を統治しておられます。 …

彼女は死んだのではない眠っているのです

死について考える機会があると思います。人が死ぬということは、もうその人と話すことができないということです。もう意識を持って動くことはありません。 現代科学の力を持ってしても、人間から死を取り除くことはできません。寿命だけではなく、不慮の事故…

三人のうちだれが隣人になったと思いますか

「隣人とはだれのことですか」という質問をイエスが受けたときに、イエスは次のようなたとえ話をしました。 ある人がエルサレルからエリコに帰る途中強盗に教われ半殺しにされました。エルサレルから帰る途中と書かれているので、エルサレルにある神殿にいっ…