叩き続けなさいの話は面白い

 イエスの言葉に、求め続けなさい、探し続けなさい、叩き続けなさいというのがあるんだけれど、そこででてくるたとえ話が面白い。イエスは、ほんとに面白いことを語る。

 この例え話は、ある人が、真夜中に、友人にパンを貸して欲しいと頼みにいくことから始まります。でも、友人はパンを貸してくれない。友人という理由では、パンを貸してくれない。面白いですね。でもあることをするとパンを貸してくれます。

あなた方に言いますが,その人は,自分が彼の友だということでは起きてきて物を与えないとしても,その大胆な執ようさのゆえには,必ずや起きてきてその必要とする物を与えるでしょう。
(新世界訳聖書 ルカによる書11章8-9節)

 友人は、大胆な執拗さのゆえに、パンを本当に必要としているということを理解してくれます。本当に必要だという気持ちが、伝わったので、友人はパンを貸してくれました。あきらめるのではなくって、自分が本当に今必要なものを執拗に求めることが、大切だというたとえなんですね。

 イエスは、人の心をよく理解していますね。普通は友達だったら貸してくれると思うじゃないですか。でも友達だという理由では、プライベートな時間をつぶして、パンなんて貸してくれないんです。面白いですね。

 エホバも同じで、単に友という理由では与えてくれないとしても、本当に求め続けるならば、本当に探し続けるならば、本当にたたき続けるならば、それを本当に必要としているとうことを感じ取るので、それを与えてくれます。