聖書解釈

聖書解釈修正点

聖書解釈修正点を書き出してみます。 一般的に理解を得られるであろう部分 他の羊とは、単に異邦人のことである。 忠実で思慮深い奴隷とは、そのように振舞う人を表し、特定のグループを意味しているわけではない 油注がれたものとは、第一義的には、イエス…

他の多くのキリスト教では、クリスチャン全員が油注ぎを受けると考える

エホバの証人ということを離れて考えると、他の多くのキリスト教では、油注ぎの対象は、クリスチャン全員と考えます。 そもそも、油注ぎという言葉さえ、進んで使いはしません。それは、新約聖書の少しの部分でしか書かれませんから、中心的な思想になりはし…

聖書研究 マタイ5章28節 女を見つづけてこれに情欲を抱く者はみな,すでに心の中でその[女]と姦淫を犯したのです

マタイ5章28節を読んでみましょう。 女を見つづけてこれに情欲を抱く者はみな,すでに心の中でその[女]と姦淫を犯したのです (マタイ5:28) 僕がずっと不思議に思っていたのは、ものみの塔協会が、ここで語られる女という言葉を一般の女性に関して使っている…

「互い」にという意味を考える

聖書では「互い」にという言葉がよく登場します。互いに行うことや、公平に行いあうことが、強く強調されます。これは上位から下位を支配するという考え方とは、まったく逆のものです。 聖書の強調点は、神の前で、人が人を支配することなく、並んで歩むとい…

裁きの公平性について

嘘や間違ったことを前提にして、長老たちが7人で、ある姉妹を裁いて、無理やり悔い改めさせて、その姉妹が自殺してしまったということを、コメント欄でいただきました。非常に悲しい事件です。 他のブログなどでの情報も考えて、日本中の会衆でも、長老の一…

清いものにとっては、すべてのものが清い

僕たちは、いつでも多くのことを心の中で裁いています。あの人はどんな振る舞いをしているか、あの人はどんな服装をしているか、ひげがはえているか、あの人はどんな生活をしているか。あの人は、どんな特権を持っているか。これは、ものみの塔協会が、僕た…

エホバの休みの日とは何か

現在のものみの塔協会の教理においては、休みの日とは啓示の書に書かれた1000年間のことだとされています。けれども、これは間違いだと思います。単にエホバの休みの日とは、単に神が休憩できる日のことだと思います。 つまりエホバの休みの日というのは、憤…

「ほかの羊」とは、地上で永遠の命を得る人のことではなく、諸国民のこと

ものみの塔協会は、「ほかの羊」を、地上で永遠の命を得る人と解釈する ものみの塔研究には「ほかの羊」という単語が頻繁に登場します。ものみの塔協会は、この「ほかの羊」という言葉を、地上で永遠の命を得る人という意味で使っています。天で復活する14万…

コリント人への第一の手紙7章25節〜36節は結婚の時期より以前に婚約相手を持つことについて語られているかもしれない

コリント書第一7章25節〜36節は前からつながる文脈から考えてとてもおかしく感じてしまう聖句です。なぜなら結婚を肯定的に語っていたパウロが、とつぜん否定的な調子で、結婚について語りだすからです。 そして、ものみの塔協会は、この部分の聖句を利用し…

聖霊ってなんだろう

僕は、聖霊については、実は、ものみの塔協会の考え方とは、少し違った考え方を持っています。聖書を読み始めて、電池のようなものというたとえは、若干違うのではないかという印象を持ち始めました。 また、聖霊が、ひとつの人格であるというのも、違うと思…

彼らは地に対し王として支配するのです

啓示の書にでてくる「彼らは地に対し王として支配するのです」という聖句があります。統治体の解釈においては、この地は地上に住む人々を指していて、イエスと14万4000人が地に住む人々を支配するという解釈になっています。 けれども、僕は違う解釈を考えて…

現在わたしたちは金属の鏡でぼんやりとした輪郭を見ています

聖書には預言とか異言という言葉がでてきます。コリント人への第一の手紙の文脈で述べると、預言にしても、異言にしても神から与えられるものです。 預言というのは周囲の人が聞いて理解することが容易ですが、異言は、解釈が与えられないと何をいっているの…

新しい契約

聖書では、モーセの律法は古い契約、イエス・キリストによる契約は新しい契約と呼ばれています。古い契約と新しい契約は何が異なるでしょうか。 大きな違いは、救いの対象ですね。モーセの律法は、イスラエル人が対象でしたが、新しい契約によって、救いの道…

霊的な体

さて以下の聖句を検討してみます。 物質の体でまかれ,霊的な体でよみがえらされます。物質の体があるなら,霊的な[体]もあります。まさにそう書かれています。「最初の人アダムは生きた魂になった」。最後のアダムは命を与える霊になったのです。 (新世界訳…

水と霊から生まれなければ,だれも神の王国に入ることはできないのです

ここ数回で、統治体が14万4000人だけに当てはまると解釈する聖句について書いてきましたが、今回も同じ内容です。今回は以下の聖句について取り上げます。 きわめて真実にあなたに言いますが,水と霊から生まれなければ,だれも神の王国に入ることはできない…

聖書を聖書で解釈するという方法

「聖書で聖書を解釈する」これがエホバの証人が聖書研究者と呼ばれていたころに、エホバの証人が選んだ、聖書を解釈する方法。 新世界訳聖書を開くと、真ん中の部分に、聖書のそれぞれの部分と関連のある部分が書かれている。すべてのページに、ひとつの聖句…