コリント人への第一の手紙

感じる違和感に敏感になりましょう

何か違和感を感じたら、その気持ちを正直に見つめてみることは大切なことだと思います。 違和感もしばらくの間ほうっておくと、体や頭はその環境に慣れてしまいます。始めて聞いたときは違和感があるけれど、しばらくほうっておくと、周囲がみなそう考えてい…

自分の過ごしている場所について自己吟味するということ

自己吟味を続けていくということは、とても大切なことだと思います。そして、僕はみっつの観点で必要なことだと思います。 それで,立っていると思う人は,倒れることがないように気をつけなさい。 (コリント第一 10:12) 一つ目は自分自身、ふたつめは家族、…

コリント人への第一の手紙7章25節〜36節は結婚の時期より以前に婚約相手を持つことについて語られているかもしれない

コリント書第一7章25節〜36節は前からつながる文脈から考えてとてもおかしく感じてしまう聖句です。なぜなら結婚を肯定的に語っていたパウロが、とつぜん否定的な調子で、結婚について語りだすからです。 そして、ものみの塔協会は、この部分の聖句を利用し…

現在わたしたちは金属の鏡でぼんやりとした輪郭を見ています

聖書には預言とか異言という言葉がでてきます。コリント人への第一の手紙の文脈で述べると、預言にしても、異言にしても神から与えられるものです。 預言というのは周囲の人が聞いて理解することが容易ですが、異言は、解釈が与えられないと何をいっているの…

愛は真実なことと共に喜びます

パウロは、愛がなければ、そのほかのことがあっても何の意味もないと考えていました。その他全てのことがそろっていたとしても、愛がなければ、何の意味もないのです。 愛がしっかりと土台になっていないと、その他のことすべては、無意味なものになってしま…

「愛がある」ということと「実際に愛を示すこと」

「○○は愛のあることです」というのは誰だっていえます。でも、そういったって、それは愛のあることにはならないです。「主よ、主よ、というものが神の王国に入るわけではなく、神のご意志を行う人が神の王国に入るのです」。それで、ただ言うだけではなくて…

霊的な体

さて以下の聖句を検討してみます。 物質の体でまかれ,霊的な体でよみがえらされます。物質の体があるなら,霊的な[体]もあります。まさにそう書かれています。「最初の人アダムは生きた魂になった」。最後のアダムは命を与える霊になったのです。 (新世界訳…

エホバの思いを知った人をだれが教え諭せるだろうか

僕たちは聖書を読んで日々神の思いを知ることに励んでいると思います。真理を知ることには自由があり、聖書の正確な知識に近づけば近づくほど、自由は増します。 キリストが「わたしの荷は軽い」と言ったことの意味がよく理解できてきます。また「すべてを捨…

愛していると言うことと、実際に愛すること

心配している、愛しているというのは、簡単です。人は、愛の名によっていろいろなことを正当化してきました。 たとえば、国を愛しているという理由で、他の国と戦争を行ってきました。神を愛しているという理由でも、宗教戦争を行ってきました。 愛している…

他の人の良心上の決定を裁いてはいけない

聖書の原則の中には、罪ではない分野において、他の人の良心的な決定を裁いてはいけないというアドバイスがあります。この聖書の原則を当てはめるようにすると、不要な争いを避けることができますし、他の人を裁いて自分が不快になるということも避けること…

淫行を習わしにする人は自分の体に対して罪をおかしている

人の物を盗むことは悪いことだとだいたいの人はわかると思います。人を殺すことが悪いということもだいたいの人はわかると思います。 でも淫行については、悪くはないと思っている人は大勢いると思います。淫行というのは聖書では結婚外の性関係を指していま…

まっすぐ立っていると思わないようにする

自分は大丈夫だと思っているときに、急に転ぶということがある。大丈夫、大丈夫と思っているときに、不意に失敗したりする。 立っていると思う人は,倒れることがないように気をつけなさい。 (新世界訳聖書 コリント人への第一の手紙10章12節) 特に自分自身…

すべてをかみの栄光のためにしなさい

すべてを神の栄光のためにしなさいという言葉が聖書にはあります。 ですから,あなた方は,食べるにしても,飲むにしても,あるいはほかのどんなことをするにしても,すべての事を神の栄光のためにしなさい。 (新世界訳聖書 コリント第一10章31節) パウロが…

パウロは賢い作業監督としてイエス・キリストという土台を据える

聖書には、ときどき監督という言葉ででてきます。僕たちエホバの証人の組織で使う言葉の中にも、監督という言葉があります。 監督というのは、どのような監督を指していると思われますか。僕たち日本人は、きっと野球の監督やサッカーの監督を思い浮かべるの…

死は最後の敵

たくさんの宗教は死についての見解を持っています。 日本では人は死ぬと霊になって生き続けるですとか、人は死ぬと仏や神になって生き続けると考えることが多いのではないでしょうか。 また死は美化されることがあります。たとえば武士道では死に美を見いだ…

善をもって悪を征服していく

もし誰かから自分の気にしていることを言われたり、いやなことを言われたりしたら、とてもいやな気持ちになります。 またエホバの証人であれば、聖書には書いていないことをまるで聖書の教えのようにいったり、聖書では薦められていない態度をとる人に対して…

実際に愛を示すということはどういうこと?

愛を示すという行為は時には誤解を与えてしまうこともある。自分の愛を示すということは、相手が愛を感じるということにはならないことはよくあることだ。 またこうしてあげたらよいに違いないという思い込みは、時には愛とは反対のほうに向かうこともある。…

聖書が伝える真理「復活」

聖書を読もうと思うとき皆さんはどのような観点で聖書を読もうと思われますか。物語のひとつとしてとらえて、他の小説などと同じ感覚で読もうとされるでしょうか。また創造の神話が載せられたもので、聖書に書かれた奇跡的なできごとは現在の科学の基準から…