絶えず神の王国を求めてゆきなさい

 イエスが地上にきて宣べ伝えたのは神の王国の良いたよりでした。イエスが音信として一番伝えたかったのは、神の王国についてだったのです。

 神の王国の王は、イエス・キリストです。エホバ神から権威を与えられて、王として神の王国を統治しておられます。

 イエスは地上に来たときに王として、どんなことを行われたかしっておられるでしょうか。人々の病気を治したり、お腹をすかせた人にパンを分け与えたり、船が嵐によって沈みかけたときに嵐を止めたりしました。

 また死んだ人を復活させました。

 これは何を意味しているでしょうか。イエスが行った奇跡は、エホバ神の権威の下に設立された神の王国にはどのような力があるかということを示すものでした。

 神の王国の力が近い将来地上に及ぶとき、ぼろぼろになりかけている地球の状態は回復し、神の王国の力によって楽園がもたらされます。

 そこには、病気や飢えによって人がもう死ぬことはありません。自然災害によって悲惨な状態を味わうことはありません。危険な動物が人を殺すこともありません。

 地球の状態は回復するからです。本当に神の王国が来てほしいとわたしは思います。それで、イエスはこのように言われました。

 それでやはり、絶えず[神]の王国を求めてゆきなさい。
(新世界訳聖書 ルカによる書12章31節)

 どのようにして求めたらよいでしょうか。祈りの中で神の王国が来ますようにという願いを含めることができます。

 エホバ神の存在を認めて、神のご意志にそったライフスタイルに、自分の生活を近づけることができます。こうして、神の王国にふさわしいものとして、自分をエホバとイエスに示すことができます。

 仲間や区域で出会う人に優しさや愛を示すことができます。神の王国の律法は、神への愛と隣人への愛を基盤とするものなのでした。愛を示すことで、律法を全うし神を愛していることを示すことができます。

 神の王国は近づいています。期待して待つのは、心躍る楽しいことなのではないでしょうか。