自制は大切だと思う

 自制、それは、自分を自分自身でうまく調整することだ。自制ができないと、腹が立ったときに、子供をムチで打ち叩いてしまう。自制ができないと、不必要に、人を痛めつけてしまう。自制ができないと、自分の感情を打ち壊す。

 正面から戦うことだけが、正義じゃないと思う。時には、逃れ、安全な場所に避難する。良い言葉を探す。時には怒ってもいいし、そんなにそれを責めない。でも、怒り続けても仕方がないし、心はそんなに丈夫にできていないから、自分の感情がもたない。

 うまくいっているうちはそれは幸福な場所だと思う、遠くから眺めているうちはそれは幸福な場所だと思う。うまくいかなくなるとそれは不幸な場所だと感じる。生きていくということは、それを繰り返すということだと思う。

 人を責めたとしても、自分の心は満足しない。適度に発散できる場所は必要だけど、それは解決にならない。人を責めたくなったときは、自分の心のほうを見直してみることも、大切なことだと僕は思います。

 吐き出しながらでもいいので、ねたみや、うらみの感情と、真剣に戦ってみてください。神に素直に必要なものを祈り求めてみてください。自分が必要としているものです。

 人を責め続けても、人に求め続けても、得られるものは、努力の割りには、少ないと思います。否定的な感情を、うまく自制できて、価値のあるもの生み出すことに、少しづつ、変化できていったらいいなと思います。