受容性を身に着ける

 エホバの証人の兄弟・姉妹に身に着けていただきたいのは、受容性です。人間を見て、これはいい、これは悪いと分類したり、人の行動を見て、避けるべき、避けないべきと判断することを、少しストップしてほしいです。

 口癖のように背教的という言葉を使っているのを目にすると残念に思います。あの人は背教的だ、あの人は頭がおかしい、あの人は汚い感じがすると、口癖のようにいったり、心中で思ったりしていると、人を避けるようになります。

 人に対する一般的な敬意がなくなってしまって、自分自身や、自分たちの所属する組織、自分たちの所属するグループを賞賛、評価する人たちだけしか、受け入れられなくなります。

 自分の気に食わないことが少しでもあると、その人を避けるようになってしまいます。受容する力が下がってくると、どんどん苛立ちが増えてきます。

 そうして個人がどんどんどんどんばらばらになっていって、目的を達成することすらできなくなります。

 受容性が下がると、避けることが第一になって、会話ができなくなっていきます。

 僕は、長年考えていますけれど、話や会話がとぎれるというのは、やっぱりよくないと思います。