イスラエル国民は他の神々に仕えてエホバに罪を犯す
エホバの証人はエホバという神にお仕えしています。エホバ神は、今人間が住んでいる場所である地球を創造されて人間が快適に住める場所にしてくださいました。
もし快適な住まいを無料で提供してくれるという人がいれば、その人に対して感謝を伝えるのではないでしょうか。まさか、その住まいの設備を破壊したり、自分のためだけに利用したりはしないと思います。
また感謝しているのであれば、その人のことを忘れたりはしないと思います。またその住まいに住むときに決められた規則を破ったりはしないと思います。
古代のイスラエル国民は、エホバがなさってくださったことをすっかり忘れてしまいます。
エホバはエジプトにいるときに奴隷状態からイスラエル国民を救出してくださったのに、その感謝の気持ちを忘れて、他の神々に仕えるようになってしまいました。
そしてそれは、エホバの目から見れば、はなはだしい罪でもあったのです。
「わたしたちはあなたに罪をおかしました。自分たちの神から離れて、もろもろのバアルに仕えているからです」。
(新世界訳聖書 裁き人の書10章10節)
エホバはどのような気持ちだったでしょうか。とても悲しい気持ちになったに違いありません。
エジプトから脱出させて、カナンの地での快適な住まいを提供したのにもかかわらず、イスラエル国民はそのことを忘れて、他の神々と共に歩むようになったからです。
またそれははなはだしい罪でしたので、ご自分の愛する人間をエホバは裁かなければなりませんでした。
ですから、エホバと共に歩んでいることを示すために、わたしたちは他の神々にかかわる祝祭や習慣を避ける必要があります。イスラエル国民が犯してしまった罪におちいる可能性が大きいからです。