子どもは神からの相続物

 エホバが、人間に最初に命じたことはどんなものかご存知ですか。それは人がたくさんの子どもを設けて、地上を人で満たすことでした。そして、動物たちと共に、実り豊かな場所で幸福な生活を送ることでした。

 エホバは「子を生んで多くなり、地に満ちて、それを従わせよ」と人にいわれました。

 それで、結婚して子どもをもうけることは、エホバの目から見て良いことです。それは、神の目的のうちのひとつだからです。(もちろんイエスのように独身を保つことも、ぜんぜん悪いことではありません。)

 これは創世記の最初の部分で語られたものですが、「聖書全体は神の霊感を受け有益」なので、この最初に語られた神の言葉はもちろん有益で価値があります。

 もしかしたら、何らかの理由で、子どもをもうけるということに強い不安を抱いている方がおられるかもしれません。

 でも子どもをもうけることに、それほど大きな不安を抱える必要はないと思います。僕たちが愛を示して、辛抱強く、しっかりしていれば、子どもたちはすくすくと育っていくでしょう。僕は子どもの笑顔を見ると元気がでます。

 子どもたちは、ある点で悩みを抱えるでしょう。でもそれは、どんな子どもたちにとっても、あたりまえのことなのではありませんか。

 神の義の基準をしっかり守ることを教えながら、きちんと必要を満たしてあげれば、子どもたちは満足できます。ただ従いなさいというだけではなくて、物質面や心の面で、しっかりと必要を満たしてあげることは大切です。子どもたちは、年齢が同じくらいの友達がほしいと強く思っています。

 エホバは子どもたちをどう見ていますでしょうか。エホバはこんなふうに子どもたちを見ています。

見よ,子らはエホバからの相続物であり、
腹の実は報いである。
(新世界訳聖書 詩編127編3節)

 子どもたちは、エホバからの相続物です。子どもはエホバからの賜物と考えることができます。僕は、子どもはとてもかわいくて、とてもほほえましく見えます。

 子どもはエホバからのものなので、手厳しく扱うことは避ける必要があります。いつも子どもに不機嫌な態度で怒ってばかりということはありませんか。

 誠実に、真剣に、辛抱強く、優しく、ユーモアを働かせて、繰り返し教えることが役に立ちます。疲れるかもしれませんが、遊びに付き合うと喜びます。うまく教えることができるように、イエスを通して、エホバに祈ることも役にたちます。