聖霊について聖書から調べる
聖霊を祈り求めるようにとよくアドバイスがありますが、聖霊っていう言葉のイメージがうまくできていない人も多いんじゃないでしょうか。聖霊ってどんなイメージなんだろう。聖霊ってどんな働きをするんだろう。聖書から調べてみましょう。
聖霊は神の活動する力
創世記には、創造の初めに神の活動する力が水を上を行きめぐっていたという記述があります。これは、神の聖霊の働きによります。つまり、聖霊は力を持ちます。
「イエスが聖霊により喜びにあふれた」という記述があります。つまり、ここでは聖霊は、喜びを満ちたりさせるエネルギーのようなものとして働いたということです。
「聖霊に満たされて」という記述もあります。聖霊は体(?)あるいは心(?)の中で満ちたりるものです。神の活動するエネルギーのようなものが、働きかけていることがわかります。
「霊の実は、愛、喜び、平和、辛抱強さ、親切、善良、信仰、温和、自制です」という言葉からもわかるように、神の霊はこれらの良い特質を生み出します。これれの特質が生み出されているならば、確かに神の聖霊が体の中で働いているということを確信することができます。
聖霊は神の言葉を調べたり、語ったりするときに後押してくれる
聖霊は神の活動する力ですから、神の言葉を調べたり語ったりするときに後押ししてくれます。
「つまり聖霊のことですが,その者はあなた方にすべてのことを教え,わたしが告げたすべての事柄を思い起こさせるでしょう。」とあって、聖書の理解を助けてくれます。
「そして彼らはひとり残らず聖霊に満たされ,神の言葉を大胆に語るのであった。」とあるように、神の言葉を語るときも後押ししてくれます。
自分が神の言葉を語るときに、大胆になっているとしたら、確かに神の聖霊が自分の中で働いているということを確信できます。
1世紀の時代には、物理的な力としても聖霊は働いた
「聖霊で満たされるようにされました。するとすぐに,その両目からうろこのような物が落ち,彼は視力を取り戻した。」とあるように、聖霊は神の活動する力ですから、霊的なことだけではなくて、物理的な力を及ぼすことができます。今の時代は奇跡が止んでいる時代なのでありません。
またみ子イエスを、マリアの胎内に移したのも聖霊の働きによるので、聖霊は物理的な力として働くということがあるということも理解できます。
個人的な感想
聖書を通読してみると、聖霊というのは「神の思い」とか「神の考え」だと訳すとけっこううまく読めることが多い。霊という言葉には、思いという意味もあるみたい。聖なる霊というのは神の霊のことですしね。「神の思い」を悲しませるとか、「神の思い」で満たされたとか、「神の思い」によってみ言葉を語ったとか、「神の思い」に言い逆らうものがなんであってもとか、「神の思い」によって導かれとか、けっこう一貫して読むことができるような気がしています。