エホバは敵から守って必ず休みを与えてくださる
僕はずっと「休む」の反対語は「働く」だと思っていた。でも聖書を読んでいると「休む」の反対語は「働く」という場合ももちろんあるのだけれど、「休む」の反対語が「戦う」になっている例も見られるように思う。
そうすれば,[神]は周囲のすべての敵から[守って]必ず休みを与えてくださり,あなた方はまさに安らかに住まうであろう。
(新世界訳聖書 申命記12章10節)
この聖句だと、休むという言葉は「戦いを休む」という意味で使われている。つまりエホバご自身が敵から守ってくださって、休息を与えてくれるということだ。だからここでは「休み」というのは「戦いのない平和な状態」を指している。
戦いのない平和な状態というのはなんて素晴らしいことだろうと思う。エホバご自身がみ子イエスを用いて僕たちを敵から守ってくださる。最後にはサタンを打ち砕いて、最初の完全な平和を享受することができる。
平和を追い求めて、平和に役立つ運動をする人も多い。でも僕たちエホバの証人は、聖書を勉強して、完全な平和は人間の力では決して達成できないということを知っている。
地上は悪魔サタンが支配していること、人間の長い間の政治形態はことごとく失敗してきたということ。人間の活動では、貧困や内戦などの状態は解決できないということ。そのようなことを聖書を学んで知る。
そのような状況を脱出するためには、どうしても、神ご自身が設立された神の政府が必要だ。これが聖書で神の王国と呼ばれる。この政府は争いや貧困を完全に解決することができる、唯一の政府だ。偽ることのできない神が約束された王国だ。
神の王国は、戦いを引き起こしている人間の政府と戦いをする。もちろん、神の王国が勝利する。そして、この戦いの勝利と、最後に悪魔サタンが滅ぼされることによって、神の王国は、地上での戦いからの完全な休みを実現する。
神の王国によって、平和が実現するのはなんてよいことだろう。これは空想ではなくて、真実のことだということをもっと多くの人に知ってもらいたいと思う。