キリスト教に興味があってインターネットで調べている方へ 最終回 エホバとの個人的な関係
さていったんこのシリーズは今日で終わりにしたいと思います。もし聖書を学んでおられるなら、僕はぜひエホバとの関係を大切にしてほしいと思っています。
もし聖書を勉強して、エホバの証人の集会に参加して、バプテスマを受けようと思っているとしたら、僕は次のアドバイスをします。
まず、バプテスマを受けた後に、必ず人間関係でだれもがつまづくということです。自分だけが、あるいは自分の会衆だけが、それから守られているということはありません。
もし、バプテスマを受ける前にたくさん誉めてもらっていたとしたら、バプテスマを受けた後は、それが減ります。
子ども時代に、集会や聖書の勉強をすることでたくさん誉められていたとしたら、大人になったらそれが減ります。
またバプテスマを受けた後に、たくさんのことを要求されるように感じる人もいるかもしれません。バプテスマを受けるまでは、築き上げる言葉をかけてくれていたのに、それが反対になってくるということを経験することもあるでしょう。
会衆の人間関係に完全なものを期待するとつまづいてしまいます。エホバの証人になってから、初めて見えてくることもあるでしょう。
兄弟・姉妹たちが、自分が信じていたほどには、仲がよくないのを目撃して、がっかりしてしまうという経験もあるかもしれません。
でも、まぁ、そんなに大きな心配をすることはありません。兄弟・姉妹たちは仲がよいですし、悪いことはしたいと思っていませんし、それぞれが考えや悩みを抱えていたりするので、調子のよいときも悪いときもあります。人間だからですね。
エホバの証人のことを極端に悪く言う人もいますけれど、そんなことはないです。理想郷のようなところでもないです。僕自身としては、今は終わりの日なので、集会は集まって励ましあえる場所であってほしいと思います。
完全なものさえ期待しなければ、十分な喜びと満足があります。
キリスト教は、神への愛と隣人への愛の二本立てです。仲間との関係だけではなくって、エホバとの関係について、バプテスマを受ける前によく考えてほしいと思います。
終わりまでエホバと共に歩んでいけることができるだろうか。たとえ、終わりがまだ先であったとしても、最後までエホバと共に歩んでいくことができるだろうか。
仲間との関係でつまづいたとしても、エホバは必ずその関係を回復させてくださるということを確信しているだろうか。
難しい状況に置かれたとしても、エホバのみ前で義を行い続けるなら、エホバは遅くなる前に、必ず助けに加わってくれるということを信じているだろうか。
バプテスマは、神に献身したことを証しするために、受けるものです。そして、何より神との良い関係を築く上で大切なものです。エホバのもとで、イエス・キリストを通して結び合わされて、僕たちはひとつの家族になっています。
エホバを父として、仲間を兄弟・姉妹としています。その関係をはエホバが求めておられるものなので、バプテスマを受けて、神の民の一員になることの表明は、天で大きな喜びがあります。
ぜひ兄弟・姉妹になって、僕たちと一緒に神を崇拝しましょう。