文献の引用と転載について理解しておきましょう

 ときどき、著作権侵害だよという誤解のあるコメントがついたりするので、少し著作権について理解を深めておきましょう。

 日本の著作権については以下が基本になると思います。文献の引用は著作権を侵害しませんが、文献の無断転載は著作権を侵害します。

引用は権利者に無断で行われます。著作権法32条で認められた合法な行為で、著作権者は引用を拒否することはできません。

転載をされている方へ

 僕は、他の方のブログもよく見ていますが、無断転載に該当することを行っておられる、兄弟・姉妹がおられます。これは、上位の権威に服する(日本の法律の服する)必要があるという聖書の原則を考えると、よくないんじゃないかなぁと思います。

 次のようなブログは、転載に該当すると思います。

記事のほとんどが、「新世界訳聖書」か「ものみの塔」の内容を貼り付けているだけで、コメントは少しだけ。

 引用の要件を満たすためには、引用した部分と自分の文章の主従関係がしっかりしている必要があります。つまり、自分の文章が主、引用した文章が従の関係になっている必要があります。

 また自分で文章を記述しているつもりでも、「ものみの塔」の複数の切り貼りになっているブログは、無断転載に該当するのではないかと僕は思います。

 自分の言葉で、聖書の教えを語れるようになると、一番良いんじゃないかなと思います。

引用は合法

 無断転載に対して引用は合法です。引用を正しく行っているならば、上位の権威に服していることになります。

 日本国憲法の下では、言論の自由が保障されています。このことを正しく理解して、尊重していることを示すと、伝道活動をするときに、良い話し合いができるかもしれませんね。

 日本人には、日本人に対するようにできれば、聖書の原則とぶつからない部分では、譲歩することができれば、多くの人と良い話し合いを持てるかもしれませんね。