パンとぶどう酒 最終回「記念式はイエスの到来まで続く」

 さて「パンとぶどう酒」という主題で書いてきましたが、今回で最後です。僕の思いは、記念式をいっそう興味深く、楽しんでいただけたらと思います。いろんな意味で楽しみたいですね。

 今年はだれがパンを食べて、ぶどう酒を飲むのかななんて考えるとわくわくしますね。でも一番大切なのは、やっぱりイエスの死の意味についてきちんと認識して、感動して、涙するのがよいと思います。神の愛がイエスの贖いにおいて、最大限に表されているので、そのことを考えると目頭が熱くなりますね。

 それでこの式は、イエスが到来するときまで続いていきます。

このパンを食べ,この杯を飲むたびに,あなた方は主の死をふれ告げてゆくのであり,それは彼が到来する時にまで及ぶのです。
(新世界訳聖書 コリント人への第一の手紙11章26節)

 この式を行うことは、イエスの死をふれ告げていくことにもなります。到来するときまで続くということは、イエスはまだ来ていないということですね。それで速く来てくれるように、主よ来てくださいと祈りましょう。

 白いお馬にのるようにしてきてくれるのかな。それとも、雷鳴がとどろくようにしてくるのかな。ちょっとどんな風にくるかは、そのときまで、はっきりとはわからないけれど、待ち遠しいですね。

 終わり。

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