パンとぶどう酒 第14回「新しい契約の当事者」
さて記念式ではだれがパンを食べ、ブドウ酒を飲むことになっているのでしょうか。それは自分が、新しい契約の当事者だと認識している人です。
パンを食べ、ブドウ酒を飲むのは新しい契約の当事者
イエスを仲介者として、イエスの弟子たちとエホバ神は、永遠の命のための新しい契約を結びました。モーセを仲介者とする古い契約は廃され、イエスを仲介者とする新しい契約が開始しました。
祈りのうちに黙想して、自分が新しい契約の当事者であると確信する人たちは、パンを食べ、ブドウ酒を飲みます。もちろんこれは、何か権威の高い人たちだけが、食べまた飲むという儀式ではありません。
すべての兄弟・姉妹がよく祈り、自分はどうするかの決定をします。もちろん食べ、飲むことは祝福であって、だれかに責められたりすることではありません。長老や周囲の人がもし止めるとしたら、その人の認識が間違っています。
パンを食べ、ブドウ酒を飲むことは、エホバから見れば、祝福であって、のろいではありません。食べた人に関して、何かよくないうわさをしたり、気が変だという見方をしていはいけません。もしそう考えるなら、統治体が気が変だとか、ちょっと頭がおかしいといっていることと同じになってしまいます。
この事項は、今の時代に、各人が祈りのうちに決定することです。妨げたり、奇異な目で見たり、するべきではありません。聖書を読んで、よく祈って、自分が新しい契約の当事者だと確信するなら、パンを食べ、ブドウ酒を飲めばよいです。
他の人の判断は入り込みません。これはただエホバのみとの関係です。食べる人は食べ、食べない人は食べません。飲む人は飲み、飲まない人は飲みません。ただそれだけです。
エホバが探しておられるので、僕は祈ろうと思います。皆さんのこの件に関して祈ったことはありますか。それとも他人事だったでしょうか。