巡回監督は統治体と主従関係を結ぶのをやめたほうがよいと思います

 巡回監督は、誓約を立てて、統治体と主従関係を結んでいると聞きました。演壇では、わたしたちは兄弟ですと語っているのに、どうして裏側では、統治体との兄弟関係を壊して、主従関係を作ってしまったのでしょうか。どうしてふたごころで奉仕しておられるのですか。

 またどうして、完全に無償で奉仕をしている長老や奉仕の僕の兄弟を、部下のようにみなして、ミスを責めたりする傾向があるのですか。どうして姉妹たちには優しく接して印象を良くして、長老と奉仕の僕の集まりや、長老や奉仕の僕と1対1になったときに、態度を変える傾向があるのですか。

 巡回監督は誰に対する奉仕者として、会衆を訪れているのですか。僕にはまるで、ものみの塔株式会社の部長のような態度で、会衆を訪れているように見えます。取締役は統治体です。巡回監督は部長、長老は課長、奉仕の僕は平社員です。姉妹たちや、パブテスマを受けていない研究生は、お客さんです。

 巡回監督は、お客さんである姉妹たちや、パブテスマを受けていない研究生には、自分を優しく見せて、長老や奉仕の僕の兄弟には、厳しい傾向があります。

 何が問題なのでしょうか。それは、長老や奉仕の僕の兄弟は、特権与えられる権限を巡回監督が持っているので、巡回監督に対して頭が上がらないということです。一般の企業では、出世していくためには、上司に対する接待が重要といわれます。それは、上司が昇進や昇給を決定する権限を持っているからです。

 同じように巡回監督が、長老への推薦や大会での話しを割り当てるという、特権を与える権限を持っているので、長老や奉仕の僕の兄弟は、巡回監督に頭が上がりません。だから、長老と奉仕の僕の兄弟は、エホバに対して生きるのではなくて、巡回監督に対して生きる誘引力が発生します。巡回監督に従って無難に生き抜くしかありません。なぜなら、巡回監督は長老を削除する権限を持っているからです。

 残念ですけれど、エホバの証人の現状は「奉仕の僕より上の階層は序列社会」です。特権を与える権限を持っている人が上に立ち、特権を受ける人が下になります。

 だから僕としては、特権と名前のつくものを安易に受け入れるのは危険だと警告します。知らず知らずのうちに序列社会に組み込まれていくからです。