風水という非科学的な迷信に注意する

 風水とはなんでしょうか。

風水(ふうすい)は、古代中国の思想で、都市、住居、建物、墓などの位置の吉凶禍福を決定するために用いられてきた、気の流れを物の位置で制御する思想
風水(wikipedia)

 たとえば日本でよく聞くものとしては、鬼門という考え方がありますね。家を建てるときなどに、この方角は鬼門だから、気の流れをよくするために、この方角をあけて木などを植えたほうがよいとかありますね。

 風水というのは、この方角は吉だけれど、この方角は凶という考え方をします。単純にいってしまうと、風水は方角占いです。

風水は方角占い

 ですから、エホバは吉凶を占う者を憎むという聖書の言葉を思い起こすことが大切だと思います。

「『あなた方は[吉凶の]兆しを求めてはならない。また魔術を行なってはならない。
(新世界訳聖書 レビ記19章26節)

 僕がブログで観察している限りでは、エホバの証人が金もうけだという人は、日本の伝統的な行事が単なる金もうけになっていることに対しては、あまり批判的ではないような気がしています。これは不公平だと思います。

 結婚式、葬式、季節の祝い事は、日本の伝統のように思っていますけれど、そのほとんどは、商売人や企業がうまく考え出した、金もうけの手段であるということを、知らない人は多いんじゃないでしょうか。それをしなければ、恥ずかしい、後ろめたいという状況にもっていければ、企業の勝ちですね。50年、100年たてば、堂々と伝統といえますが、それはもともと伝統でも何でもなかったはずです。

 たとえば、明治以前は、日本の庶民の間で、盛大な結婚式などはなかったのです。みな自分の家で結婚式を行いました。けれども今の結婚式は、女性の結婚のステータスのようなものになってしまっています。他の女性と比べて、どれほどよい結婚式ができるかというのが、女性の関心の的になってしまっています。それは企業が徹底的にそのようにあおってきたからです。