あなたは真実でない報告を取り上げてはならない

 エホバは真実な方です。この方は光であって、どのような闇の下にもいません。真実な方を愛する人は、真実の下にでてきます。真実を持っている人にとって、光によって照らされることは、どのような恐怖も伴わないからです。隠されているときもそれは真実ですし、光を浴びたとしてもそれは真実です。

 しかし反対にサタンは、偽り者です。この者は、闇であって、光の下には出てこようとしません。偽り者を愛する人は、真実の下にでてきません。偽りのうちにいる人にとっては、光によって照らされることは、なによりの恐怖です。隠しているうちは、真実であるとだますことができますが、光を浴びたときには、それが偽りであることが暴露されるからです。

 エホバは真実を愛する方です。聖書は美声麗句が並べられた書物ではなくって、犯した罪や、エホバの行ったすさまじい裁きについても、隠すことなく記されています。偽りの美しさによって、自分を飾ることを選ぶよりは、真実によって人の目に汚れることさえいとわない書物です。

 聖書には次のように記されています。

あなたは真実でない報告を取り上げてはならない。
(新世界訳聖書 出エジプト記23章1節)

 エホバは偽りを憎む方です。「偽り」を「真実」と言うことを非常に憎む方です。「偽り」を「現在の真実」とか「時代の真実」ということも、人をうまくだますことができる方法でしょう。闇を光に変える方法です。けれども、エホバ神は、そのような崇拝を望まないのです。

 イエス・キリストは「神は霊であられるので、霊と真実をもって崇拝しなければならない」と言われましたね。バプテスマを受ける前にきちんと学んでいるのでしたら、バプテスマを受けた後に、もし偽りを知ったときには、この指針にそって行動しないといけないかもしれませんね。