特別一日大会「良心を守りなさい」の感想

 特別一日大会があったので、感想を書きます。大会にも改善を求めていきたいと思います。

子どもたちを元気にする話、子どもたちのための話が少ない

 大会で話される兄弟たち、もっと子どもたちのことを考えてあげてほしいと思います。兄弟たちの話は、結局のところは「なになにすべきだ。なになにすると、エホバの祝福を得られる」という、そのような内容の話で終わってしまっています。

 子どもたちは、長い時間をかけて大会会場にたどり着きます。そして、その話は退屈なものです。そのことをまず理解していますか。大人向けの上品な話ばかりをすると、退屈な子どもはますます退屈になってしまいます。

 婦人受けする上品な装い、上品な話し方、上品な振舞い方、上品な表現、そのような表現ばかりになってしまっています。巡回監督に後で誉められるか、けちをつけられないかという、そのような観点での話になってしまっています。

 ですので、どうか、子どもたちを退屈させない、子どもたちを元気にするような話も作ってみてくださいな。話し方に、楽しいリズムを取り入れてください。

 東進ハイスクールの講師陣は、なんであんなに個性的なのか知っていますか。それは、子どもたちが退屈だと感じると、授業の内容が頭に入ってこないことを知っているからです。あれはギャクでやっているのではなくて、子どもたちの心を思ってやっています。そのような配慮が、大会の話でもなされるとよいと思います。

子どもをつれている親の大変さを理解する

 子どもをつれてきている親の大変さも理解して欲しいです。子どもがふたりもいると、体力との戦いです。とくに、地域大会なんてベビーカーが禁止なので、ずっと抱っこしているか、子どもを引っ張っているかのどちらかになってしまっています。

 子どもたちと、子どもたちをつれている親への配慮が低すぎると思います。

性的潔癖を求める話は、思春期の子どもたちの心を圧迫する

 性的な潔癖を求める話は、思春期の子どもたちの心を圧迫します。思春期の子どもは性的に活発に入る時期で、おじいちゃんではないんです。理解していますか。

 ですから、男の子が女の子に対して性的な関心を持つのは普通のことです。女の子が男の子に対して性的な関心を持つのは普通のことです。その普通の関心を否定するような話はしないでください。

 聖書に基づくなら「結婚した後に不倫をしないように注意しましょう」というそれだけの話をすればいいだけじゃないですか。「性的関心をすべて捨て去るように」なんて、子どもたちの前でそんな愚かな話をしないでください。

 妻とセックスしているあなたが、演壇の前で、そのような話をするのは馬鹿らしいです。

聖霊を冒涜するのはやめましょう

 統治体とものみの塔協会は、いつでも自分たちの権威や賛美を求めます。祈りや実演の中で、奴隷級やエホバの組織への感謝を含ませるように、統治体作成の指示書の中で指示していると推測されます。

 兄弟・姉妹が実際にそのような気持ちをもっていないとしても、それを含ませる方向に持っていくような方針になっていると思います。こういう方針はやめませんか。

 また今回は、こんな恩着せかましい話もされていました。「だれから真理を教えられたのでしょうか。それは、奴隷級です。奴隷級がいなかったら、聖書の知識は深まらなかったでしょう。エホバの組織からの出版物に感謝を示すことで、聖霊をたくさん受け取ることができます。」

 聖霊への冒涜はやめましょう。

 エホバの証人は歴史の始まりにおいて、他の宗派から、教えをもらっています。創始者ラッセルは正直に、今の自分たちの教理の多くの部分が、他の宗派からもらったものであることを認めています。それでは、どうして現在の統治体は、それらの宗派に感謝を示さないで、大いなるバビロンと呼んで否定しているのでしょうか。

 奴隷級に対する感謝を求めるあなたがたは、偽りに満ちています。聖書には「あらゆる人を敬い(なさい)」「わたしたちの主イエス・キリストを通してただ神に感謝すべきです」と書いてあります。