生み出すことに貢献する

 ものみの塔協会と会衆との対等な関係を構築するためには、一方的に食料を供給されるという関係を、少しづつ修正していかないといけません。「わたしたち統治体だけが、食料の供給者だ」という関係から、クリスチャンが互いに食料を与え合う関係に、変化していく必要があります。

 今あるものを批判して、削り取るだけであれば、壊すだけなので、生み出すことにも貢献する必要があると思います。たとえば聖書関連の読み物をクリスチャンが互いに供給できるようにしたり、みんなが自由に話すことができるコミュニティを構築したりすることで、生み出すことに貢献できると思います。

 実際に今、ブログはコミュニティとして機能していて、ひとりで悩んでいた人が、思いを共有したり、心を休めたり、もう一度考えることができるきっかけとなっていると思います。

 自由に話ができる場所が、エホバの証人の社会の中にないというのが、現状ある問題点のひとつだと思います。自由に話すことができる場所を提供できれば、生み出すことに貢献していると思います。

 また、きちんと生の声を聞くことができるというのは貴重だと思います。「これが嫌だ」という声がわかるということは貴重だと思います。長老から見て会衆がうまくいっているように見えていても、その裏には、忍耐や我慢があるということがわかりますね。我慢させるのではなくって、軽減する方向で動かなくっちゃならないと思います。

 今僕は、聖書辞典を作成しています。みんなが編集できるので、ある程度の方向性が定まったら、どこで作成しているか公開します。「洞察」が提供しているよう内容を提供したいと思っています。方針としては、聖書に書かれていることを解説するということです。

 解釈を行わずに、聖書そのものが書いてあることを、わかりやすく知ることができる辞典にしたいです。聖書に関心がある人が、特定の宗教団体の思想に染まらずに、聖書に書かれていることを、知ることができるようなものにしたいです。無料で利用できて、再利用可能なものにしたいです。