ものみの塔研究考察「宣教のためのテクニックについて」
2013年5月号の研究用ものみの塔「福音宣明者としての役割を果たす」という記事では、主に宣教でのテクニックについて扱われた回でした。
今回は、ものみの塔協会が、宣教におけるテクニックをどのように扱っているかということについて考察してみます。
営業を成功させるための方法が書かれた書籍がベースになっている
書店に足を運ぶと営業を成功させるための書籍が売られているのを目にすることができると思います。「営業を成功させるための30の方法」なんて、そんな本が売られています。
問題点は、そのような書籍から、営業テクニックをとってきて、研究用ものみの塔に掲載しているのにもかかわらず、まるで聖書がそれを語っているかのように書いてしまうことです。
ではは今回どんな営業のテクニックが研究用ものみの塔に書かれているかをまず見てみましょう。
原則に基づいて推論できるようペテロを教えるときは、二択の質問をしました。
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次のサイトを見てみましょう。営業トーク、商談導入の会話術。これは、営業を行うときのテクニックとして利用される「はい」「いいえ」で答えられるクローズドクエスチョンです。
僕たちは聖書を学んでいると心の中では信じていながら、実は営業テクニックを知らずのうちに学んでいるのです。
そしてそれを、イエスはこれこれのように行いましたと書くことで、その正当性を担保しようとしています。でもそれは、聖書の記述にたまたま存在しているだけで、イエスがそんなことを意図しているわけではありません。
実は、神権宣教学校の本であるとか、王国宣教の中には、世の中で書かれた営業のテクニックの本から内容がとられていて、それをイエスや預言者はこれこれのように行いましたと書いて、まるで聖書が教えているように記述されているものは、かなりあります。
ものみの塔協会の意図としては、営業テクニックを聖書の記述と混同させることで、良心を痛めさせることなく、営業テクニックをエホバの証人に学ばせるというものだと推測します。
でも実際の宣教を見ると、明るくて優しい姉妹が宣教が上手で、テクニックを意識しすぎた兄弟が下手というのは、よく見られる光景ですね。
でも本当によいたよりを広めたいのであれば、しなければならないことは、営業テクニックを学ぶことではなくて、内部の改善だと思います。ものみの塔協会の二枚舌や悪すぎる評判のために、聖書を学びたい人が避けてしまうのならば、宣教している兄弟・姉妹がかわいそうです。
ものみの塔協会の改善こそが、よいたよりを伝えるために、まず最初に行わないといけないことです。ですから、ほんとうによいたよりを伝えたいという気持ちがあるのでしたら、内面と内部の改善にまず目を向けるのがよいと僕は考えています。