巡回監督は統治体に服従する誓約をたてている

 エホバの証人研究さんの記事で知りましたが、実は巡回監督は、統治体に完全服従するような誓約を立てています。

ものみの塔協会の特別全時間奉仕者(ベテル奉仕者、巡回監督とその妻、特別開拓者など)は清貧の誓いに署名するように求められます。これはカトリック教会の修道院で古くから用いられてきました。

研究資料 従順と清貧の誓い(エホバの証人研究)

 これは「従順と清貧の誓い」と呼ばれ、これに巡回監督は署名しています。だれに対する従順かといえば、それはエホバに対してではなくて、統治体に対してです。でも、巡回監督は、自分からはこのことを決して言いません。人に従順を誓って、神を裏切る行為を、巡回監督は行っています。このような署名は拒否するべきです。

 カトリック教会で古くから行われていた誓いを、カトリック教会を表では批判しながら、統治体は自らのうちに取り入れています。これは、カトリック教会などの宗教法人が持つ宗教特権を得るための、ひとつの手続きではないかと推測します。裁判で、宗教特権を主張して守られるために裏側では、自らが批判している他の教会と同じような行為をしています。

ものみの塔協会は2000年に宗教法人としての構造に変更を加え、特別全時間奉仕者を新たな宗教法人であるエホバの証人の特別全時間奉仕者団(Religious Order of Jehovah’s Witnesses)の成員として組み込みました。

 「ものみの塔聖書冊子協会」は、このような下部に位置する宗教法人をいくつか持っています。「ペンシルベニア州ものみの塔聖書冊子協会」「エホバの証人のクリスチャン会衆」「エホバの証人の特別全時間奉仕者団」「国際聖書研究者協会」などです。一方僕たちは、これらの下部に位置する宗教法人が、何のために存在するのかまったく知りません。

 9番の項目を見てください。

9.神の霊感による言葉、聖書が示す原則、エホバの証人の出版物に記されている事柄、そして団体が与える方針を順守し、エホバの証人の統治体の指示に従います。

 巡回監督にとっては、出版物に書かれていることは、アドバイスというレベルではなくって、遵守する規則になってしまっています。まさに、統治体の言葉が、巡回監督の心の中では、神として働いています。巡回監督は、エホバの崇拝者ではなくって、人間の崇拝者となってしまっています。

 ですから、巡回監督が語る言葉には注意しましょう。表では聖書を語りながら、裏では、出版物、統治体、日本支部の言葉を遵守させるように会衆の成員に働きかけてくるからです。巡回監督には表の顔と裏の顔があることを知ってください。

 実際に巡回監督は、聖書とは何の関係もないことを、たくさん語り、会衆を腐敗に導いてきました。「鞭をしなさい」は最悪の部類ですけれど、細かなことなら、山ほどあります。会衆は神の言葉に対して、信頼を置けるようになっていかないといけないのに、人間の言葉を信じさせるようにして、何をしているんでしょうか。