キリストがあなたを照らすであろう

 光という表現がたくさん使われるのが、イエス以後の書物の特徴です。光は照らすとか、明るいとか、よく見えるとか、希望であるとか、そういうことを表現する比ゆになっています。

 反対に闇というのは、暗闇、見えないこと、隠すこと、悪など、そういうことを表現する比ゆですね。真実に目を向けさせないために、多くのことが隠されています。それが、世の特徴なのです。もちろん、宗教組織を含めて。

 イエス・キリストは光です。そして、キリストを信じる人たちは、キリストとの関係で、光の子供となっています。ですから、光の中を歩んでいく勤めがあります。「光の実はあらゆる善良さと義と真実さとから成っている」からです。

 光の中にでてこれないというのは、どういう理由があるでしょうか。それは、照らされると後ろめたいということです。照らされると、後ろめたいことが、すべてばれるということです。ですから、見せかけの光の子らは、光のもとにでてこようとしません。

 このようにして、本当にその人が、光の子であるかどうかを見分けることができます。自分に関して、何も責められるところがなければ、光の中で生きることは、すがすがしいことだからです。

 もしまだ、闇の中にいるのであれば、ぜひ光の中にでてきてください。ぜひ目を覚ましてください。

「覚めよ,眠っている者よ。死人の中から起き上がれ。そうすれば,キリストがあなたを照らすであろう」。
(エフェソス 5:14)