一人で一回言っただけでは何も起こらない。100人で100回言うと、効果がでる

 この人には、言ってもわからないと思うことがあります。でも、それは、単に、そのような考え方にその人が慣れていなかったりするだけだったりします。長い間、同じような慣習の中で過ごしてきたので、言ったことの意味がわかりにくいのです。

 それでも、あきらめてはいけず、必要なことは、伝えないといけないし、知ってもらいたいと思います。必要なことは、耳を傾けてもらう機会を持つことです。その回数を重ねること。また、敵対的な関係ではなくって、親しんでいる聖書の言葉や価値感を踏まえると、話しやすいです。

 聞いてもらうためにはある程度の譲歩が必要です。また、温和さや忍耐も必要です。組織という固まりに対して、言ったとしても、壁を壊すのは難しい。けれども、ひとりひとりに対して、語るならば、なんとかなる。

 理性の部分は凝り固まっているかもしれない。けれども、感情の部分は、死んでいない。実際に苦しみがあることを認識してもらえれば、その辛さを感じてもらうことはできる。対処してほしいという感情を抱いてもらうこともできる。

 また多くの人が言うようになれば、それもまた気がつくポイントになると思う。

 ですから、伝えるためには、以下がポイントになる。

  • ひとりひとりに注目して伝えること
  • 感情を喚起するようにして伝えること
  • 繰り返し伝えること
  • たくさんの人で伝えること

 草の根的に、会衆からこういう動きが活発になってくれば、決して、それを簡単には止めることはできない。押さえつけれらるレベルを超えてくれば、今のように、抑圧する方針を放棄せざるをえなくなると思います。