「黒崎幸吉著 註解新約聖書」はよい注解書だと思う

 聖書の内容を調べるときに、わからない部分があったときに、よく参考にしているものに「黒崎幸吉著 註解新約聖書」がある。

黒崎幸吉著 註解新約聖書

 これが最近2009年ごろからだんだんとWeb化されて、無料でだれでも読めるようにしてくださったみたいだ。

 キリスト以後の書物だけですが、各聖書翻訳が、比較され、自分はこう考察するということが書かれていて面白い。聖書で僕が矛盾を感じたところは、この方も、似たような観点を持っておられ、聖書全体との調和から、その部分の意味を考察する感じになっていて、深みがあります。

 僕のいくつかの考察もここからとられています。「主にある者と結婚しなさい」には「主にあって結婚しなさい」という意味があることや「男は女にふれないことがよいことです」は、語感としては「男は女と必ずしも結婚しなければならないというわけではありません」という意味があることなどです。

 聖書に存在する矛盾を紐解く思考の助けとなっています。Webでの公開作業ありがとうございます。