姉妹たちには夫、子供、家族のほうに耳を傾けてほしい
女性というのは、とても多くの不安を抱えているように僕は感じています。さらに、不安をあおる言葉には敏感に反応するように思いますし、同調しないで、周囲とうまくやっていくことは、難しいと感じているのではないかと思います。
不安で不安でたまらないので、何かに頼ることで不安の埋め合わせをしようとします。宗教指導者たちは、この隙間を狙ってはいってきます。つまり、不安の埋め合わせを、宗教指導者、宗教組織、教祖に向けるように、指導していきます。
ものみの塔協会の場合は、長老、巡回監督、組織、統治体です。姉妹たちの目や耳は、ここに釘付けになってしまって、本来、努力を傾けるべき、夫、子供、家族のほうには、向きにくくなっています。
聖書は「夫に従いなさい」といっているのに、協会は、長老、巡回監督、組織、統治体に従いなさいと、向きをクルリと変えさせます。
家族の関係を維持するためには、継続的で地道な努力が必要なはずなのに、そうではなく、エホバの組織に従うことで、一挙に解決できる幻想を抱かせようとします。けれども、そんなにうまい解決策はないのです。
心がたくさんのことで不安になったり、組織や宗教指導者という偶像へ心が傾いていったら、家族のほうに目を向けることができなくなります。姉妹たちには、ぜひとも、夫のほうへ、耳を傾けていただけたらと思います。
夫の決定は不満ですし、不安でしょう。でも単に、夫を責めないような優しい言い方で、不満があることや、不安があることを話せばいいんです。そうすれば夫は、妻が望むような方法で、何かを決めることがやりやすくなると思います。
夫の配慮の気持ちが伝わってくれば、ぜひ喜んでください。不器用なのは、仕方がないではありませんか。だって、ニンゲンダモノ。
心を組織や長老でいっぱいにしないで、ぜひ、夫や家族のほうに、素直な気持ちで目を向け、耳を傾けてください。