結婚には、お金も特権もいらない

 結婚するのにお金がいるというのは、迷信だと思います。だって、男性が自立して働いていて、女性が自立して働いているなら、結婚をすれば生活の費用が減るだけなのだから、お金なんていらないんです。

 もちろん子供を育てるならばお金がかかります。でも、僕がいつも思うのは、どうして二人で、子育ての費用を、貯金しとかないのかってことです。また、おじいちゃん、おばあちゃんに少し援助を頼ることもできます。工夫をすればなんとでもなります。

 結婚式に何百万円も使うなら、子供のために何百万円使ったほうがいいのにと僕は思います。結婚への幻想が、結婚をとても重いものにしているように感じます。

 結婚にお金がかかるとすれば、それは見栄のためなのだと思います。また浪費癖のためです。また高いレベルでないと恥ずかしいと思うからです。うまく生活すれば、心配は少ないと思います。

 結婚とは、現代社会では夢のようなものになっていますけれど、聖書を読めばわかりますけれど、結婚とは日常生活です。普通のことです。

 また結婚とは、国家や社会からの承認だとか、家と家、親族との関係だと思っているかもしれませんけれど、本当はそうではないでしょう。それは、現代社会が結婚というものの上に積み上げた、重りです。

 結婚とは「親から離れる」ということと「二人が一緒になる」ということです。親から離れて、ふたりが固く結ばれること、これが結婚の意味です。これ以上の多くのものを背負う必要はないと思います。

それゆえに,男はその父と母を離れて自分の妻に堅く付き,ふたりは一体となるのである。
(創世記 2:24)