エリコの城壁は崩れ落ちる

 当時エリコという都市は、城壁を周囲を囲っていました。エリコの防備は万全に固められていました。人の目からみれば、それは非常に安泰な都市のようにみえたことでしょう。

 けれども、人にとっては崩すことができないようにみえるものでも、神にとってはそうではありません。人にとっては、どれほど強固なものでも、神が「崩れよ」といえば、崩れます。

 イスラエルはエリコが城壁で囲まれているのを知っています。門は硬く閉ざされ、入っていくことができませんでした。そのときにエホバはヨシュアこういいます。

 次いでエホバはヨシュアにこう言われた。「見よ,わたしはエリコとその王を,その勇敢な力ある者たちを,あなたの手に与えた。それで,あなたがた戦人は皆,その都市の周りを行進しなければならない。その都市の周りを一回まわる。六日の間そうするように。そして,七人の祭司が雄羊の角笛七本を携えて箱の前を行く。

 そして,七人の祭司が雄羊の角笛七本を携えて箱の前を行く。七日目にはその都市の周りを七回行進し,祭司たちは角笛を吹く。そして,彼らが雄羊の角笛を鳴らし,あなた方がその角笛の音を聞く時に,民全員は大きなときの声を上げるように。そうすれば,その都市の城壁は必ず崩れ落ちる
(ヨシュア 6:2-5)

 六日間の間、エリコの周りを一周づつ回ります。そして七日目には、七回行進して、祭司たちが角笛をふきます。そして、イスラエルの民全員が声を上げます。そうすれば、エリコの城壁は崩れる。そうエホバは言われます。

 人にとっては、高く強固な城壁に見えました。しかし、神にとっては、崩れ落とすのは簡単でした。エホバは、はるかな高みにおられる方だからです。イスラエルに命じ、イスラエルは、そのとおりに行いました。すると、エリコの城壁は崩れました。

 カナン人の罪ははなはだしく、罪はとても大きなものとなっていました。それゆえ彼らは、自らの罪のために、自らの行いに応じて、その報いを受けました。