たゆまず祈りなさい

 祈ることは忘れてしまいがちだ。ひとりひとりの祈りに、神は耳を傾てくださる。そのことを忘れてしまいがちだ。祈りには確かに力があります。祈りに、奇跡的な力はないですけれど、思いの力は、かなえる力になります。

 僕は、弱くなったときは、よく祈ります。「あなたの王国がきますように」。艱難の中にあって、あなたの王国を期待します。「人を許しますので、あなたもわたしをお許しください」。憤っていると、自分に罪があることを忘れそうになります。

 「誘惑から守ってください」。悪魔は、ライオンのように、機会をうかがい、むさぼりくおうとかまえています。「霊の実は,愛,喜び,平和,辛抱強さ,親切,善良,信仰,温和,自制です」。悪魔は、いつでも、ここから人の心を引き離そうとします。

 イエス・キリストは「木は実によって知られる」といいました。いま一度振り返って、霊の実を生み出す木を育てることができているか確認です。

 祈りは、誘惑に打ち勝つ力にもなります。自分自身を見直す機会にもなります。「目の中の垂木」を取り除いたほうが、実際にどうすればうまくいくかが、よくわかるようになります。

 パウロは、人々にこう語りかけました。

たゆまず祈りなさい。
(ローマ 12:12)

 祈ることは、忘れがちになるので、思い起こして、祈りましょう。絶えず祈りましょう。祈ることは、問題放棄ではないです。その反対で、問題解決のためには、神に助けを求めることが必要なんです。