養子は不幸なことではないです

 自分が養子であることは不幸なことではないです。そうではなく「養子は不幸」という言葉が、人を不幸にすると思います。「養子は不幸」と思い続けると、不幸になっちゃうと思います。

 ほとんどの親子関係は、実子なので、養子縁組をする人は少数派です。でも、数の暴力で、養子を馬鹿にするとしたら、その人たちのほうが性格悪いのだから、「言っているお前らがバーカ」といっておいたらいいんです。

 夫婦関係は、他人からスタートしますね。それでも、夫婦は家族と呼ばれます。最初に他人であったことが、不幸ではないことがわかりますね。養親と養子も他人からスタートします。けれども、それは本当の家族です。

 また大人になれば、親から離れて、夫または妻を持ちます。また子供を生みます。捨てられたことが辛かったら、自分が子を捨てなければいいんです。悲しい経験があれば、他人に同じ悲しい経験をさせずにすみます。

 神は、子でなかった人たちを、子として迎え入れてくださいました。そして、クリスチャンはそのことを喜んでいます。実子である生来のイスラエルも、養子縁組によって迎え入れられた諸国の民も、同様に、神の家族です。

 そして彼らは,『あなた方はわたしの民ではない』と言われたその場所で,『生ける神の子ら』と呼ばれるであろう」。
(ローマ 9:26)