「世界的な王国会館と大会ホールの建設のための資金調達方法の調整について」の手紙は違法な手段ではないかと思う

 話題になっているように、この手紙は会衆にとっては非常に厳しい内容のものです。会衆で自由に使える用途であるはずの会衆基金が、ものみの塔協会の提案によって、ほとんど吸い上げられてしまう内容のものだからです。

 この内容が合法的なものであれば、阻止できませんけれど、違法なものであれば、裁判を行うことで阻止することが可能だと思います。非常事態であるので、決議の差し止めの訴えなどを行うことができるかもしれません。

 ほうっておけば会衆が貯金したお金が、数十億ものお金が、ものみの塔協会に送金されてしまいますので、裁判で争う価値はあると思います。数十億をものみの塔協会に送るくらいなら、数百万払って、弁護士に頼るもの悪くない選択かなと思います。

会衆基金の用途をものみの塔協会が定めることの適法性

 各会衆は、単立の宗教法人に属するのであって、国に対する登録においては、人事権や寄付の用途といったものは、独立させているような登録を行っています。

 しかし、一方で、寄付の用途に関して、会衆基金をのっとるような形で、ものみの塔協会は介入してきました。ものみの塔協会は、抵抗する長老を削除することができますし、過度に抵抗する成員に対しては、排斥を行うことができます。

 なぜなら、宗教指導者に反抗的という理由だけで、立場を削除したり、特に危険な人物とみなしてみせしめを行ったり、排斥を行うことができるからです。

 このような環境では、良心的な決定による議決というのは、形だけのものとなっていて、実質的には、ものみの塔協会の判断で決定されることになってしまいます。

 今回の決定は、過度に会衆に負担を与えるもので、何十億ものお金が、ものみの塔協会に送金される非常事態です。一度送金されてしまえば、二度とそのお金が戻ってくることはないでしょう。やり方の限度を超えています。

 会衆基金は、会衆が利用するという会衆の成員の信頼を裏切って、決議を推し進めようとしています。会衆の人事権や金銭の利用方法に過度に介入し、信義誠実の原則を覆すような方法は、違法な方法であると僕は思います。

錯誤を起こさせてお金を集めようとするこは詐欺だ

 ものみの塔協会は、なぜ王国会館のための寄付箱が廃止されたのかという本当の理由を説明していませんし、長老宛の手紙にだけ、会衆基金に剰余金があれば、それをものみの塔協会に送金する決議を行うようにという指示を、会衆に知らせていません。

 百万円でつぼを買わせることは悪徳商法ですれけど、会衆で利用できる会衆基金を、突然、ものみの塔協会が用途を定めてしまうことは、もっと悪質だと思います。そんな悪辣な方法をとらないで、世界的な業の寄付の中から、できる範囲でまかなえばよいんです。

 必要だからといって、会衆基金をのっとるような方法は、非常に悪質で、詐欺だと思います。

 僕は法律は素人知識なので、どなたか法律に詳しい方、今回の手紙の違法性について、議論してみてください。