エリヤとエリシャの関係はバプテストのヨハネとイエスの関係に似ている
マルコ1章では、バプテストのヨハネとイエスがでてきます。イエスは、バプテストのヨハネについて、「彼がくることになっていたエリヤである」といいました。バプテストのヨハネは、イエスのために道を整えたのでした。
ヨハネは、皮の帯を腰に巻き、いなごと野蜜を食べていましたが、これはエリヤの模倣なのです。
またバプテストのヨハネはイエスについて「わたしの後にわたしより強い方がこられます」といいました。エリシャは、エリヤが行ったことの2倍のことをします。
そして,ふたりが渡るとすぐ,エリヤがエリシャにこう言ったのである。「わたしがあなたから取られる前に,あなたのためにすべきことを求めなさい」。これに対してエリシャは言った,「どうか,あなたの霊の二つの分が私に臨みますように」。
(列王第二 2:9)
エリヤがバプテストのヨハネであれば、イエスは、エリシャに当たるのではないでしょうか。実際、エリシャが行った奇跡の記述を知っていて、イエスは、それを模倣して、奇跡を行ったようにも見えます。
イエスの足取りは、イエス独特のように見えますが、そのほとんどは、それ以前に書かれた聖書からとられたものになっています。
それで、ぜひ今度エリヤとエリシャの記述を読むときは、バプテストのヨハネとイエス・キリストを思い出したり、比較するようにして読んでみてください。そうすると聖書はいっそう興味深いものになると思います。