偽りの1914年をまだまだ言い続けるつもりなのか | jw.orgの記事を検討する

 今回の地区大会では「神の王国は支配している」の書籍が発表されましたね。ということは、ものみの塔協会は、なんとしても、今神の王国が支配しているということにし続けたいのでしょうねぇ。

 今日はこの記事を検討します。

聖書についての話し合い 神の王国はいつ支配を始めましたか(その1)- 「ものみの塔」 2014年10月

 この記事は、1914年に神の王国が支配を開始したことを説得するための記事になっています。しかし、問題点が多すぎます。

聖書に1914年など掲載されていない

 皆さんもしってのとおり、聖書に1914年など掲載されてはいません。相手の人はこういいます。

ジャン: でも,わたしは以前に聖書を全部読み通したんですが,1914年に言及している箇所はなかったように思ったので,“1914”をオンラインの聖書で検索してみました。やはり見つかりませんでした。

 僕たちエホバの証人は、ここで、「そうですね、1914年には何の根拠もありませんよ」という勇気を持つ必要があると思います。ここで、無理やりにでも、1914年に意味を持たせようとするからおかしくなるんです。

統治体は理解できているというごう慢

 奉仕者は、われわれは、預言の意味を理解できていると豪語します。

ロイ: 実のところ,ダニエルが理解できなかったのは,ダニエル書に記された預言の意味を人間が完全に識別できるようになる,神の定めの時がまだ来ていなかったからなんです。でも,現代のわたしたちは,その預言を十分理解できます

 恐ろしいことです。聖書には、終わりのときにその意味がわかると書かれているのに、勝手に現在を終わりのときとみなして、その預言が理解できるとものみの塔協会はいいます。

西暦前607年という年代をまるで正しいことのように扱う欺まん

 嘘は100回つけば本当になるといいますが、まさにものみの塔協会は、嘘を100回以上つきつづけ、嘘だと指摘する人物を背教という罪で排斥してきました。この道をまだ進み続けようというのでしょうか。

ロイ: 聖書時代,エルサレムで支配するイスラエルの王たちは「エホバの王座」に座す,と言われていました。 神の代理として民を統治したのです。ですから,そうした王たちの支配権は,実のところ神の支配権の表明でした。しかし,当時の王たちの大半は神に従わず, 臣民の大半もその悪い例に倣いました。そうした不従順ゆえに,西暦前607年,神はイスラエルバビロニア人に征服されるままにされました。その時以降,エルサレムに,エホバを代理する王は存在しなくなりました。そういう意味で神の支配が中断したのです。ここまでは理解できましたか。

ジャン: はい。

ロイ: それで,西暦前607年が,七つの時の,つまり神の支配の中断期間の始まりでした。七つの時が終わると,神はご自分を代理する新しい支配者として,この度は天にいるある者を任命なさいます。先ほど読んだ,ダニエル書の幾つかの預言が成就するのは,その時です。気になるのは,七つの時が終わったのはいつなのか,という点です。それが分かれば,神の王国がいつ支配を始めたかも把握できます。

 兄弟・姉妹のみなさん、宣教奉仕にでかけていって、もうお家の方に偽りを方ってほしくはありません。一致という言葉や、現在の真理、という言葉に惑わされないでください。この年代は、明らかに捏造された年代です。

 ものみの塔協会の幹部は、この偽りを知りながら、「エホバの証人の兄弟・姉妹は馬鹿だから、いえば信じるだろう」と思って書いているんです。悔しくないですか。

ラッセルは1914年に自分たちが天に行くと預言し、はずれた

 以下に書かれている、ある誠実な聖書研究者たちとは、初代会長ラッセルたちことです。

興味深いことに,1800年代後半に,ある誠実な聖書研究者たちが,こうした預言を注意深く調べるようになり,七つの時は1914年に終わる,ということを識別しました。

 ラッセルは、この年代を自分たちが1914年に、自分たちが天に召されると信じました。1914年がきて、何も起こりませんでした。そして、二代目会長ラザフォードは、この預言の意味を「見えない形で神の王国は支配を開始した」というものに摩り替えました。

 現在の統治体は、ものみの塔協会を、ラッセルの後継者からのっとったラザフォードの末裔であり、このラザフォードの言葉に、何よりも重きを置く人たちです。

 1914年に重きをおくのは、ラザフォード教に過ぎないのです。ですから、どうか兄弟・姉妹たち、惑わされないでください。