あなたは仲間の者に属するどんなものも欲してはならない

 モーセ十戒の10番目にはこうあります。

「あなたは仲間の者の家を欲してはならない。仲間の者の妻を,またその男奴隷,女奴隷,牛,ろば,仲間の者に属するどんなものも欲してはならない」。
(出エジプト記 20:17)

 モーセ十戒においては、仲間の兄弟の所有するものを欲することを、エホバは禁じておられます。このことは、仲間の所有物を奪い取ろうとする誘惑が、人間に働くということが前提になっています。

 それどころか、今の時代においては、宗教主導者が、仲間の金銭を欲するだけではなくって、だまして奪い取ろうとしている状況が生じていますね。会衆運営のための会衆の資金が、奪い取られようとしています。

 ものみの塔協会のみなさん。聖書をじっくりと読んでみましょう。あなたがたの愛する神エホバはなんと語っていますか。エホバは「仲間の者に属するどんなものも欲してはならない」と語っているのではありませんか。

 律法は配されましたが、律法に現れ出た神の思いは変わっていません。自分の所有物ではない仲間の所有物を欲して、奪うことは、神が望まれていることでしょうか。

 「主よ、主よというものが神の王国に入るのではなく、父のご意思を行う者が入るのです。不法を行うものたちよ離れされ。」とイエス・キリストはいいましたね。

 他人の所有物を高圧的で反抗できない方法で奪うことは、神の思いなのですか。貧しい人たちから奪えば、神は悲しみと怒りを覚え、その火を裁きのときに、もたらすのではありませんか。

 ものみの塔協会のみなさん、裁きの火を自分たちのために蓄め置くのではなく、天に宝を蓄えてください。