JWブロードキャスティング5月 スティーブン・レットの話を検討する その4
今日で、四回目です。みんなこの動画を見て、どこか変だなぁと思っていますが、具体的にどこが変なのかちゃんと説明できないという方もおられると思います。
ですので、どのへんが変なのかをきっちり説明します。
さて、統治体は、寄付を懇願します。
・毎月数百万ドルの資金が必要だ。
・組織の財政面での状況を話すのを恥ずかしい事だと思うかもしれない。
・支持者に寄付を強要するようなグループと一緒にされたくないから。
寄付を強要するようなことはしないといっています。この言葉を信じてもいいのでしょうか。さらに、寄付が必要になったときに、強要する可能性はあります。統治体は、方針をころころと変えてきたからです。
ですので、もしそうなったときに、この言葉をよく覚えておきましょう。スティーブン・レットは、寄付をする特権を強調します。
・でも寄付をする特権は、私たち一人一人に与えられているので、
現状について幾つか知っておいてほしい事もあります。
ものみの塔協会に寄付をすることが特権なのだといいます。しかし、聖書にはそんなことは、どこにも書いてありません。聖書に書かれている寄付は、貧しい人たちに分け与えるための寄付だけなんです。
貧しい会衆から、富んでいるものみの塔協会に、お金を移転することは、特権でしょうか。不公平を助長する上で、むしろ、神のご意思に逆行するのではありませんか。
統治体とものみの塔協会は、自分たちがエホバであると勘違いしています。
・エホバの忠実な僕が会衆の財政面での事を伝えた過去の例がある。
・必要を知らされなければ、あ成員たちが必要に応じることはできない。
・(出エジ35:4、5)荒野でのイスラエル、周りにはなにもない
各自がエジプトから携えてきたものだけだ。でもエホバはそこに崇拝の
場所を建てるよう命令された。
・「各自が寄進物を差し出しなさい。金、銀、銅など」
・エホバがこの事を伝えなければ、民はこの事を知る由はなかった。
統治体とものみの塔協会は、金銀を受け取る対象が、自分たちだと勘違いしているのです。キリストは、富んだ青年に、たくさんの資産を貧しい人たちに分け与えるようにと伝えました。
会衆の兄弟・姉妹のみなさん、よく考えてみてください。キリストが、誰にどういったのか。キリストの言葉をよく思い起こしてみてください。
そして、驚きの発表は、ものみの塔協会は、キャッシュフローがまわらなくなっているようです。
・私たちは次の会計年度を見据えて出費を割り出した。その結果、
支出が収入を大きく上回ることが明らかになった。
キャッシュフローがまわらない。でも、ちょっと待ってください。ものみの塔協会は、たくさんの資産を所有しています。その資産の額は、数千億円ともいわれています。
ですので、協会がまずなすべきことは、貧しい会衆に、寄付を求める前に、現在持っている資産を、売り払うことです。まず、株式や投資信託、投資用の不動産など、固定資産をキャッシュに変える努力をすべきです。
固定資産も、会衆からの寄付からでているのですから、あたりまえのことです。それが、寄付をしている会衆への最低限の責務だと思います。
今のままでは、統治体が自分たちの立場を維持するために、会衆から寄付を集めているようにしかみえません。彼らは、何もせずに、ただ口だけで、寄付を集めようとしているからです。
ものみの塔協会が、今なすべきことは、
- 株式、債権、投資信託などの資産を売却すること
- 投資用の不動産を売却すること
- ウォーウィックへの本部移転を中止すること
- 王国会館を増加させる建設を中止すること
そして、会衆への謝罪と、会衆が求めている制度改革が必要です。
もしこれができなければ、現在まで多額の資金がかかっているので、以下のことを行うはめに陥るかもしれません。
- 大会ホールの売却
- 地区大会、巡回大会の廃止
- 巡回監督制度の廃止
- 印刷工場の売却
もしこれを早めに、実行しないならば、大変なことになりますよ。早めに、実行すれば、ものみの塔協会は、かろうじて生き残ることができると思います。
遅くなれば、もうこれ自体を行う体力すらなくなっていきますよ。ものみの塔協会に残されているのは、「会衆に対して妥協して生き延びる」か、「会衆に妥協しないで崩壊する」かの二択だと思いますよ。
「会衆に妥協しないで生き延びる」道は、ないと思います。