マラキ書

 預言者マラキによる書物。預言書のひとつ。

成立年代

 西暦前443年ごろと推定されています。エルサレムでの神殿建設が終わった後の時代と推定されます。ネヘミヤ記で、ネヘミヤが2度目にエルサレムに来た時代のようです。

主題

 マラキ書の主題。

レビ人が神の食卓を軽んじていることについて

 神の祭司であるレビ人は、神を愛しているとは言いますが、その行動において、神を愛してはいませんでした。

 神の食卓は軽んじられ、病気の動物が神の食卓に捧げられていました。

 神は、その備えものを喜びとはしないといいます。律法により、定められていたことは、動物や植物の初物を神に捧げることだったのです。

 レビ人は、神殿での仕事を怠っていました。

神に仕えることは無駄である

 レビ人は、神の食卓を軽んじるだけではなく、神に仕えることが無駄であるといいます。

 僭越な者たち、悪を行う者たちは、築き上げられています。彼らは、神の目から逃げおおせているではないか。

かつてレビ人の口には、真実の律法があった

 神は、かつてレビ人の口には、真実の律法があった、平和と廉直さがあった。祭司の唇は、知識を保つためのものであるといいます。

 若いときの妻を大切にしなさい。彼女に対して、不実に振舞わないように。わたしは、離婚を憎んでいるといいます。

神の家に食料があるようにするならば祝福を与える

 エホバは、倉に十分の一を携えいれて、神の家に食料があるようにしなさいといいます。そうして、何の不足もないままに、神から祝福が注ぎ出されるのを見なさいといいます。

 一方、むさぼりくっているものに対しては、叱責するといいます。悪を行うものたちは、切り株のようになるといいます。悪人は、あなたがたの足元で、粉のようになるといいます。炉のように燃える日がくるといいます。

質問と回答

マラキ書で語られているエリヤとはだれのことですか

 イエス・キリストの言葉によるとそれは、バプテストのヨハネのことです。