うなじの固い民

 エホバは、うなじの固い民に関してこういわれます。

それからエレミヤは,エホバが自分を遣わして預言をさせたトフェトからやって来て,エホバの家の中庭に立ち,民のすべてに言いはじめた,「イスラエルの神,万軍のエホバはこのように言われた。『いまわたしはこの都市とそのすべての都市に,わたしがそれに向かって語ったすべての災いをもたらす。彼らがそのうなじを固くし,わたしの言葉に従おうとしなかったからである』」。
(エレミヤ 19:14-15)

 エホバは、公正の神、真実の神です。エホバは、真実を愛するものたちを、愛されます。みせかけの真実ではなく、本当の真実です。

エホバよ,だれがあなたの天幕の客となるのでしょうか。
だれがあなたの聖なる山に住むのでしょうか。
それは,とがなく歩み,義を行ない,
その心に真実を語る人です。
(詩編 15:1-2)

 真実を知ろうとするとき、真実を語ろうとするとき、そこには、多くの困難が伴います。あなたは、指を指されることになるかもしれない。あなたは、陰口をいわれるかもしれない。あなたは、裏切り者とされるかもしれない。断絶すればといって、仲間から突き放されるかもしれない。

 わたしたちは、偽りの世界にあって、偽りの言葉、偽りの信念に、日々取り囲まれています。それは、世間と呼ばれるものでもあるでしょう。

 しかし、神エホバは、真実を愛する方です。あなたが、真実を知り、真実を愛し、真実を口から出すことを望んでおられます。

 隠蔽、あざけり、嘘を愛する方ではないのです。しかし、偽りの世は、あなたに、偽りを愛せといつでも誘惑してきます。同調圧力によって、無視をするという無形の暴力によって、さまざまな形で、圧力がかかります。

 けれども、神エホバは、真実を愛するあなたを愛します。

ご覧ください,あなたは内なる所にある真実さを喜びとされました。
秘められた自分におけるわたしに,全き知恵を知らさせてくださいますように。
(詩編 51:6)

 エホバよ、世間によって、あなたの言葉が隠されても、あなたの言葉が、そのまま消え去っていくことはありません。世界には、常に、あなたの言葉を行うものたちがいます。

 エホバよ、早くきて、偽りを語り続ける者たちを、打ち砕いてください。あなたの民は、そのときを心待ちにしています。偽りに加担しながら、わたしは善を行っているというものたちを、打ち砕いていください。そこに、何も残らなくなるくらいまで。

 エホバよ、わたしの祈りを聞いてください。わたしは、あざけらず、真実を語るものと共に歩みます。