組織崇拝にいたる過程

 エホバの証人の精神態度の特徴について、少し語りたいと思います。それは、組織に不利益になることは、決して人前で、口にはしないという態度です。これは、非常に不思議に思うかもしれませんが、多くのエホバの証人が持っている態度です。

 ある話題については、徹底的に語るのを避けているとしましょう。たとえば、性的虐待問題などです。でも、それについて、まったく語らないということは、言い換えれば、それを語ったときに、組織に不利益になることを、十分承知しているということです。

 それが、悪いことであるという自覚は、心の中にはあるのに、その話題を、故意的に避けようとします。これが、多くのエホバの証人が持つ精神態度です。

 ネットは、かつてなく普及しています。ですから、99%のエホバの証人は、組織についての問題を、多かれ少なかれ知っているのです。けれども、90%の人は、他の仲間が複数いる場所では、その話題を口にすることさえしません。

 その話題のことになると、避けよう避けようとします。それはなぜでしょうか。それは、自覚があるにせよ、自覚がないにせよ、組織からの制裁を恐れているからです。

組織崇拝を推し進めるのは、巡回監督だ

 エホバの証人が、バプテスマを受けてから、組織崇拝者になっていく過程は、どのようなものでしょうか。これを、伝えましょう。

 会衆と触れ合う人の中で、組織崇拝をもっとも推し進める人は、巡回監督です。巡回監督は、直接的には、会衆の人々に、組織崇拝をするようには伝えません。巡回監督は、会衆にとっては、そのような人には写りません。

 ここにトリックがあるのですが、巡回監督は、長老たちに対して権力を持ち、長老たちに対して、組織崇拝をするように教えます。

 巡回監督は、実際に、心にも思っていないことをいいます。自分の特権を守るために、組織のいいつけを守ろうとするからです。巡回監督は、長老や奉仕の僕を任命する大きな権限を持っています。その任命権をえさにして、長老たちに、組織崇拝を求めます。

 長老や奉仕の僕は、心の底から組織を信じてはいません。一般的に、兄弟たちで、組織を妄信している人を、僕は、まだ見たことがありません。兄弟たちは、長老や奉仕の僕の特権を得るために、組織を尊重するように振舞うようになります。

 ですから、長老や奉仕の僕は、本音では疑問を抱いていながら、会衆に対して、組織や統治体を尊重するように語ります。

姉妹たちの妄信

 そして、会衆で長老達が語った言葉を、姉妹たちは妄信します。女性たちは、自己決定が苦手な人が多いので、男性の言葉をそのまま信じる傾向が非常に強いです。エバが、蛇の言葉をそのまま信じたように、姉妹たちは、長老たちの言葉をそのまま信じます。

 兄弟は、自分の特権を得るために、組織を信じているかのように振る舞い、姉妹たちは、権威ある兄弟の言葉をそのまま信じます。

 僕は、ものみの塔協会を、馬鹿にしたりはしません。ものみの塔協会は、頭がよく、人をうまく支配する方法を、心得ています。男性が、特権に弱く、女性が権威に弱いことを知っているからです。

 男性は、自分が特権を得たいと思います。女性は、特権ある人と一緒にいたいと思います。これを、富に変えれば、世の中の仕組みそのものでしょう。男性は、富を得たいと思います。女性は、富のある男性と一緒にいたいと思います。

 世のお金を、エホバの証人社会では、特権におきかえ、特権をうまくつかって、人を支配して動かす。これが、天才的なものみの塔協会の手法です。

 けれども、僕は、ものみの塔協会の手法を暴露します。その手法を初めにしってさえおけば、あとから気づいたときに、もう戻れないという状況を防ぐことができるからです。

 僕は、ものみの塔協会の手法を、どんどん公開していきます。公開しても、世の中に対して、恥ずかしくない手法であれば、誇れることでしょう。もし、恥ずかしい方法であれば、エホバの証人には、だれもよってこなくなるでしょう。

 だから、僕は、たくさんのものみの塔協会の事実をさらします。

 特権に関しても、注意を喚起します。

しかし,富もうと思い定めている人たち(多くの特権を得ようとしている人たち)は,誘惑とわな,また多くの無分別で害になる欲望に陥り,それは人を滅びと破滅に投げ込みます。 金銭(特権)に対する愛はあらゆる有害な事柄の根であるからです。ある人たちはこの愛を追い求めて信仰から迷い出,多くの苦痛で自分の全身を刺したのです。
(テモテ第一 6:11)