いくら映像が立派になっても、宣教活動は失敗し続けているという事実

 2016年のバプテスマ数はどうなるだろうか。ここ10年くらいは、1年で200人程度の減少が進んでいる。

人数 減った数
2008年 3,806 -
2009年 3,502 304
2010年 3,268 234
2011年 2,892 326
2012年 2,787 105
2013年 2,545 242
2014年 2,435 110
2015年 2,160 275

 2016年、2017年は、さらに減少幅が大きくなるのではないかと予想します。一つ目は、王国会館移動の影響。遠い人は、通いにくくなりますから、それがそのまま結果に現れると思います。そして、2016年は、地区大会の会場と日程が、ひどいことです。ものすごく遠かったり、平日開催だったりします。また大会ホールがメインですから、地区大会の高揚感はありません。

 日本の場合は、バプテスマは、健康であれば、すべての集会に出席し、すべての大会に出席していない限りは、許可がおりません。そうすると、さらに減少に拍車がかかることでしょう。

 また、無料でもらえていた雑誌や聖書はもらえなくなる可能性が高いです。このお得感や、雑誌経路の蓄積が、バプテスマ数獲得の大きなファクターになっていると感じます。今後は、映像はきれいになっていきますが、雑誌は減っていきます。そうすると、新規の獲得は、さらに厳しくなるでしょう。

 もし仮に、300人規模で減少するとしたら、5年後には、1500人の減少です。1年間に、新規バプテスマが500人まで減ってしまいます。そこまでいけば、現在の運営が絶望的なものであるということに、エホバの証人の兄弟・姉妹も、気がついてくれるでしょうか。

 1〜2年のうちには、80万円を出費して、左右に65インチの美しいディスプレイが、設置されるでしょう。けれども、伝道が完全に失敗していて、この装置に何の価値があるのでしょうか。