創造物より創造者を賛美する

 世の中には美しい芸術品がたくさんあります。家の中に飾ってインテリアにしたり、おしゃれをして身に着けたりして楽しんでいるのではないでしょうか。

 わたしたちがそのような芸術作品を楽しむことができるのは、それをデザインした人がいるからです。デザインしてくれた人がいるからこそ、その作品を楽しむことができます。
 
 ではすべてのものを最初にデザインされた方はだれでしょうか。最初に地球を形作り、そこにさまざまな美しいものを備え、人間が楽しむことができるようにされた方はだれでしょうか。

 わたしたちが感動を覚え、驚嘆し、さわやかに気持ちにさせるものを創造された方はだれでしょうか。

 聖書はそれはエホバ神であると教えています。次のように書かれています。

[神]はすべてのものをその時にかなって美しく造られた。
(新世界訳聖書 伝道の書3章11節)

 聖書のテーマは実は簡単で、このすべてのものの源である創造者である方を知って、この方を賛美しましょうということです。

 わたしたちはプレゼントをもらったとき、プレゼントをくれたに感謝します。プレゼントをとてもうれしく思います。もしプレゼントを喜んでくれないとしたら、どんな気持ちになるでしょうか。がっかりするのではないでしょうか。

 では最初に快適な住まいを人間にプレゼントとして与えてくれたエホバ神についてはどうでしょうか。良いものを備えてくれたのであれば、感謝をしたいと思っても不思議な気持ちではないはずです。

 神への愛という感情がどういうものなのかわからないと思う人もいるでしょう。でもそれはわたしたちが普通に感じる愛情と同じものです。プレゼントをくれた人に対する感謝と同じようなものです。エホバは優しい父親だからです。