エリフとヨブの会話の感想
今日はヨブ記のエリフとヨブが会話するところを読みました。
ヨブはサタンに体中を打たれて苦しんでいて、「わたしには悪いところはなく義にかなっている。神にわたしの訴えを聞いてもらいたい」とこれまでの話の中で神に対して主張してきました。
これまでにでてきたヨブの三人の友であるエリパズ、ビルダド、ツォファルは苦しんでいるヨブに対して適切な助言をすることができないでいました。
そこに登場するのがエリフです。エリフの諭しはこうです。
訴えは[神]の前にあるので、あなたはひたすら[神]を待つべきである。
(新世界訳聖書 ヨブ記35章14節)
まず訴えは神の前にあるの、神を待ち望むべきだとエリフはヨブにいいます。ヨブは苦しんでいて急いで神から聞きたいという願いをもっていますが、エリフはまず待つべきであるといいます。
そして次に慰めの言葉をかけます。
[神]はその目を義にかなった者から離すことはない。
(新世界訳聖書 ヨブ記36章7節)
正しいことを行っている人を神は見続けているといいます。離れてしまったりすることはないといいます。真理の側に立ち続けるときエホバはわたしたちから離れることはありません。
そして次のヨブに対するエリフのアドバイスはこうです。
立ち止まって、神のくすしいみ業にあなたが注意深いことを示せ。
(新世界訳聖書 ヨブ記36章14節)
神のそのすばらしいみ業に注意を向けなさいといいます。神と争うのではなくて、天と地を創造され、またすべてのものを創造された神のその手の業に注意を向けるようにといいます。
エリフの言うことを素直に聞いたヨブにその後、神はヨブに語りかけます。あれだけ訴えの声を上げても、神は語りかけませんでしたが、ヨブが神を待ち望み、神のみ業に注意を向けたときに、エホバはヨブに語りかけました。
わたしたちエホバの証人もヨブのこのような態度に倣うことで、神と親密な関係を築くことができます。
最後の場面でエホバはヨブに優しく語りかけます。
『どうか、聞くように。そうすれば、わたしが話すであろう。わたしはあなたに尋ねるので、あなたはわたしに知らせよ』
(新世界訳聖書 ヨブ記42章4節)
エホバのほうから尋ねるとエホバはヨブにいいました。心配しなくとも神のほうからたずねるので、あなたはただ正しい態度をもってエホバのみ業を賛美しなさいということです。
私たちが困難な状況に会うときにこのヨブの示した態度は貴重なお手本になります。神を非難するのではなく、神のみ業に注意を向けて、神を待ち続ける。そうすれば、エホバのほうから近づいてくださるということです。
エホバはとても優しい方なので一緒にいるととても安心することができます。安心してお仕えすることのできる神です。