どんなにあなたの律法を愛していることでしょう

 何かを愛するというのは、とても良い感情のように思うことはありませんか。愛する人と共に過ごす時間はとても楽しいものです。

 夫婦の愛や家族の愛。ペットを飼っているなら、家族のように接しているという人も多いと思います。愛を示しあう関係はとてもよいものです。

 エホバ神は人間が愛するという感情をもって、良い生活を送ることができるように人間を造られました。でも、今人間は神の愛を忘れてしまっています。創造者との親しい関係を知る機会を持てないでいます。

 エホバの証人はエホバを愛するだけではなくて、エホバが人間のために授けてくださった律法に対しても愛を示します。

 人間が神と平安に暮らし、人間同士が幸福に暮らすための律法をとてもよいものだと感じています。

 わたしはどんなにあなたの律法を愛していることでしょう。それは一日じゅうわたしの思いとなっています。
(新世界訳聖書 詩編119編97節)

 もちろん、エホバの証人が何か書かれた律法を持っているというわけではありません。明文化された律法はイエスの死によって廃止されました。

 文字の律法は消えましたが、心に書き込まれた思いの律法までが消えたわけではありません。

 ですから詩編に書かれた律法を愛するという気持ちは、現代の私たちにそのまま適用することができます。

 聖書を勉強することによってエホバの思いが心に書き込まれていきます。神の言葉は預言者やキリストを通して、わたしたちのために語られたものです。

 エホバの律法を愛し、それを思いに取り入れることで、エホバに対する認識を深め、エホバの愛をより知ることができるようになります。