喜びはエホバの律法にある
難しい状況に直面したとき、心の状態が穏やかに保てなかったり、生活の喜びを失いかけたりすることはありませんか。
特に人間関係という面で、難しい状況を抱えて心が苦しくなるというのは日常的に体験することではないでしょうか。
もし読書が好きなのであれば、そんなときは何回も読んで親しんでいる本を読んでみてはいかかですか。親しんでいる本を読むという行為は、心を落ち着かせるのに効果があるようです。
聖書に親しんでいるのであれば、聖書を読んでみるというのが、心を落ち着かせるのにとても効果があります。声に出して朗読してみるといっそう効果が高いように感じます。
聖書はエホバの律法について書かれた書物でもあります。それを読むことはどんな効果があるかは、こんな風に説明されています。
かえって、その人の喜びはエホバの律法にあり、その律法を昼も夜も小声で読む。
そして、彼は必ず水の流れのほとりに植えられた木のようになり、それはその季節に実を与え、その葉は枯れることがない。彼の行うことはすべて成功する。
(新世界訳聖書 詩編1章2,3節)
聖書を読む人が、川のほとりに植えられた木として例えられています。聖書の言葉は人間にとって、心の成長に必要な水のようなものです。
その水のおかげで、季節が訪れたときに、木は豊かな実を結びます。つまり、聖書の言葉は心の豊かな状態を生み出すということです。
そして、聖書の言葉が豊かな実を生み出すということが実感できるようになれば、聖書を読むことは喜びに変化します。
聖書を読むときに「聖書を読むようにと薦められているから、聖書を読まなければ」と考えますか。それとも「聖書は豊かな実を生み出すので、読むことは喜びだ」と感じますか。
前者のように感じているなら、ぜひ後者のような感じ方ができるようにイエスを通してエホバにお祈りしてみてください。
聖書が人生の愛読書になると、宣べ伝える活動や集会への参加がいっそう楽しいものになります。