イエスが到来する日と時刻についてはだれも知りません

 イエスは処刑された後、復活させられて天に昇りました。イエスは、定めのときに(見えない様で)再び地上にこられるということを弟子たちに伝えていますが、それは一体いつのことなのでしょうか。

 イエスの答えは、その日と時刻については自分は知らず、知っておられるのはエホバ神だけというものです。

 「その日または時刻についてはだれも知りません。天にいるみ使いたちも子も[知らず],父だけが[知っておられます]。
(新世界訳聖書 マルコによる書13章32節)

 イエスのこの言葉に注意を払うとき僕たちエホバの証人は早急な決定をすることを避けることができます。

 たとえば、20年後くらいまでには現在の体制が終了するので、それ以後の生活のことは気にしないでよいというような極端な考え方を避けることができます。

 イエスは、その日についてはだれも知らないといわれたので、僕たちもイエスと同じ見方ができるようにしましょう。

 けれどもこれは注意を払わないということとはぜんぜん異なります。もしそのように考えるならば「ただ食べたり飲んだりしよう。主はいつ来るのかわからないのだから」ということになってしまいます。

 イエスはが教えたことは、その反対で、いつも注意を払っているようにということです。

 ずっと見ていて,目を覚ましていなさい。あなた方は,定められた時がいつかを知らないからです。
(新世界訳聖書 マルコによる書13章33節)

 いつかがわからないので気にしないでよいではなくて、いつかがわからないのでずっと目を覚ましていなさいというのが、イエスが言われたことです。

 食事の準備をして、お客さんを迎えるときは、とてもうれしい気分です。イエスを迎えるときも、とても大きな喜びに満たされると思います。

 イエスがこられるときに迎え入れる準備はできているでしょうか。イエスがこられたときになってあわてて準備しない人は幸いです。イエスがこられたときは、きっと良い準備をしていたことをほめてくださるでしょう。