神の王国を第一に求めなさい

 イエスは王国(と義)を第一に求めなさいといわれた。

王国と[神]の義をいつも第一に求めなさい。
(新世界訳聖書 マタイによる書3章13節)

 王国を求めるというのは、みんなの中ではどんなイメージなのだろう。僕のイメージはこんなイメージ。

 まず天の王国という場合に、何を対比しているのかを考えると、それは地上の王国と対になっている。神の王国という場合は人間の王国あるいはサタンの王国と対になっている。

 王国という言葉が示している最も近いイメージは、エホバの証人がよく神の王国の解説で使う政府という言葉がぴったりだ。

 だからイエスが言われたことは、実は簡単だ。要旨は次のこと。

「地上にある人間の政府ではなくて、天にある神の政府を待望しなさい」

 イエスが地上にこられたときに、イスラエル人は、強い政府が地上でたちどころに現れると思っていた。パリサイ人などの宗教的権威によって、民衆は痛めつけられていたから、それを打ち砕いてくれる強い政府を待ち望んだ。

 僕たちエホバの証人は自分たちの立場を中立だというけれど、本当はちょっと違って、実は神の政府を待望しているということなんだ。すべての問題を解決してくれて、病気や死、食料不足などすべての苦難を取り除いてくれるそのような政府を僕たちは待ち望んでいる。

 すべてを回復させることができるのはエホバだけで、エホバは神の王国の王としての地位をイエスにゆだねられている。イエスに信仰を働かせることで、神の王国の市民権を獲得して、永遠の命へと続く真理の道を歩んでいくことができる。

 神の王国が地上のすべての政府を打ち砕き、楽園を回復させるときは近づきつつあります。ぜひ皆さんも、神の王国を支持されませんか。すべてを新しくすると約束されたまことの神の王国に入ってみたいと思いませんか。